『ポラス建売』の標準設備をすべて公開!メーカー・型番・価格・グレードを検証
ポラスの建売住宅を検討していると、「キッチンやお風呂は、どのメーカーの製品なのか」「建売向けの安い設備ではないか」と気になる人も多いのではないでしょうか。
物件の紹介ページには「食洗機付き」「浴室暖房乾燥機付き」と書かれていても、具体的なメーカーや型番、製品グレードまでは分からないことがあります。しかし、住宅設備は同じメーカーでも、シリーズによって機能や価格、将来の交換費用が大きく異なります。
そこで今回は、私が実際に住んでいるポラスの建売住宅に採用されていた9種類の設備を調べました。メーカー・型番だけでなく、価格の目安と製品グレードまで紹介します。
先に結論
キッチンや浴室は、価格と使いやすさのバランスを重視した標準~中級クラスです。一方、給湯・暖房には一般的なガス給湯器より高機能な設備が採用されていました。
※価格は2026年10月時点で確認できたメーカー希望小売価格、発売時価格、交換価格などを基にした参考値です。サイズ、オプション、仕入れ条件、工事内容によって変動します。
ポラス建売の設備を一覧化|価格とグレードをまとめて確認
わが家に設置されている設備は、次のとおりです。
| 設備 | メーカー・製品名・型番 | 価格の目安 | グレード |
|---|---|---|---|
| システムキッチン | トクラス Bbプラス | 約90万~150万円前後 | 普及~中級 |
| キッチン水栓 | タカギ JY2シリーズ | 発売時4万1,800円 | 標準~中級 |
| 食器洗い乾燥機 | Panasonic NP-45RS9K | 定価16万7,200円 | 標準 |
| ガスコンロ | Rinnai RB31AW36T1RVW | 同等品の交換で約10万~18万円 | 標準~中級 |
| 洗面化粧台 | Panasonic C-Line | 約15万~35万円以上 | 普及~中級 |
| ユニットバス | LIXIL システムバスルームAX | メーカー希望小売価格は121万1,430円 | 標準 |
| 浴室暖房乾燥機 | Rinnai RBH-C3301K1P | 発売時13万9,150円 | 標準~中級 |
| トイレ | INAX DT-B382G/BW1 | 本体約7万~9万円 | 中級・B2G |
| 給湯・暖房用熱源機 | Rinnai RHBD-R245AW2-1 | システム全体で70万~90万円台が目安 | 上位・高機能 |
一覧から見える特徴は、次の3点です。
- キッチン・洗面・浴室は、普及~中級クラスが中心
- 食洗機や浴室暖房乾燥機など、便利な機能は標準装備
- 給湯・暖房設備だけは、明確に上位グレード
設備の価格を見るときに注意したいのが、「メーカー希望小売価格」と「住宅会社の仕入れ価格」は異なるという点です。住宅会社は設備をまとめて仕入れるため、表の価格を合計して住宅価格の割安・割高を判断することはできません。
また、製品名や型番から分かるのは、シリーズや発売された世代です。実際に設置されている機器が何年製なのかは、本体の銘板やラベルを確認する必要があります。食洗機なら扉の側面付近、コンロなら電池ケース周辺、給湯器なら屋外本体の前面や側面に記載されていることが一般的です。
なお、現在トクラスが案内している「Bbプラス」は2025年10月発売です。住宅の引き渡しがそれ以前の場合は、旧「Bb」または住宅会社向けの仕様名である可能性もあります。保証書やシンク下の製品ラベルまで確認すると、より正確な商品を特定できます。
キッチンは価格と実用性のバランス型|食洗機やコンロの実力は?
キッチン|トクラス「Bbプラス」
キッチンは、トクラスの「Bbプラス」です。トクラスは人造大理石のカウンターやシンクを得意とする住宅設備メーカーで、Bbプラスは価格と基本性能のバランスを重視した普及~中級クラスに位置します。
扉色、収納、カウンター、シンク、レンジフードなどを選べるため、同じシリーズでも価格は変わります。一般的なI型では90万円前後からが目安で、食洗機や水栓、コンロを含めると100万円台半ば以上になる場合もあります。
使用感としては白い人口大理石は汚れが付きやすく、キムチやコーヒーなどの汁物を流した後はしっかり水で洗い流さないと着色してしまうこともあります。漂白材などで洗浄すれば基本的には落とすことはできます。
高級モデルではないものの、建売住宅の標準設備としては十分に実用的です。

蛇口|タカギ「JY2シリーズ」
蛇口には、タカギの蛇口一体型浄水器「みず工房クローレ」JY2シリーズが採用されています。2019年の発売時価格は税別3万8,000円で、税込では4万1,800円です。浄水器が蛇口に内蔵されているため、シンク下の収納を圧迫しにくく、ホースも引き出せます。浄水を継続して利用する場合は、カートリッジの定期交換費用も考えておく必要があります。
カートリッジは2000~3000円程度、約2〜4ヶ月ごとに交換が必要となっています。浄水機能が不要な場合は外して使用することもできます。
私としては内部に貼っていると確認を忘れてしまうこともあり不衛生なので、この浄水機能は使わずに浄水ポットなどを使用する方が、お手入れ、費用ともに楽に住むかと思います。

食洗機|Panasonic「NP-45RS9K」
食洗機は、PanasonicのR9シリーズ「NP-45RS9K」です。幅45cmのスライドオープン・ミドルタイプで、標準食器収納容量は40点、庫内容積は約42Lです。2026年3月以降のメーカー希望小売価格は税込16万7,200円で、交換工事込みの販売価格は約11万~16万円が目安です。
洗剤自動投入や大容量のディープタイプを備えた上位機種ではありませんが、高温・高圧水流による洗浄、乾燥、予約、低温コースなどを備えています。
容量的には2人で使う分には問題ないレベルです。わが家では夜に使っていて、お弁当箱×2と水筒×2と夕飯で使った食器で、食洗器内がいっぱいになるイメージです。

ガスコンロ|Rinnai「RB31AW36T1RVW」
ガスコンロは、Rinnaiの「RB31AW36T1RVW」です。幅60cmの3口コンロで、左右のバーナーを強火力で使用でき、水なし両面焼きグリルにも対応しています。住宅会社やシステムキッチン向けの型番で、一般向け商品のような分かりやすい定価は公開されていません。
機能面では、最低価格帯の片面焼きモデルより一段上です。ただし、アプリ連携や高度な自動調理を備えた最上位機種ではありません。
可もなく不可もなしといったイメージで、毎日の料理に必要な機能を押さえられています。

浴室・洗面・トイレは標準中心、給湯設備は意外な高グレード
洗面化粧台|Panasonic「C-Line」
洗面化粧台は、Panasonicの「C-Line」です。幅、収納、水栓、ミラーなどを組み合わせられる定番シリーズで、価格は構成によって約15万~35万円以上が目安です。カウンターと洗面ボールの継ぎ目が少なく、掃除しやすい点が特徴です。最上位のLクラスやラシスより価格を抑えた、普及~中級クラスに当たります。
収納も多くシンプルで使いやすいです。中央の鏡内部の収納にはコンセントも内蔵されているので、電動歯ブラシやシェーバーなどの充電も見えないところでスマートに行えます。
3人以上で使用するには少し収納が足りなくなるかもしれません。

ユニットバス|LIXIL「システムバスルームAX」
ユニットバスは、LIXILの「システムバスルームAX」です。LIXILの品番情報では、2022年以降の戸建住宅用システムバスとして確認できます。住宅会社向けの仕様が中心で、浴槽、床、壁、断熱、鏡、カウンターなどの組み合わせによって価格が変わるため、単一の定価では比較できません。
グレードは、豪華な入浴機能を備えた最上位モデルではなく、清掃性や保温性などの基本を重視した標準クラスです。現在のLIXIL戸建用一般向けシリーズ「リデア」は1616サイズで商品価格112万5,000円からですが、これはAXそのものの価格ではありません。将来ユニットバスを交換する場合は、解体や配管、組立、内装工事を含めて100万円以上を想定しておくと安心です。
画像にはありませんわが家モデルでは、カウンターテーブルがついているモデルとなっています。
しかし、テーブル部分の裏側や設置部分がとにかくカビや水垢などがたまりやすくなっているので、わが家では基本的に取り外して使用しています。

浴室暖房乾燥機|Rinnai「RBH-C3301K1P」
浴室暖房乾燥機は、Rinnaiの「RBH-C3301K1P」です。1室換気に対応した天井埋込型で、暖房能力は3.3kW。発売時の希望小売価格は税込13万9,150円です。温水を利用して浴室を暖める方式で、暖房、衣類乾燥、換気を一台で行えます。
冬場の入浴に重宝しています。
入浴前に浴室を暖められるため、快適性だけでなく急激な温度差を抑える面でも役立ちます。特にシャワーで済ませてしまう人には最適です!

トイレ|INAX「DT-B382G/BW1」
トイレは、INAXのベーシアシャワートイレ「DT-B382G/BW1」です。「BW1」はピュアホワイトを表し、DT-B382GはB2Gグレードに該当します。ベーシアのB1・B2・B3という構成では中間クラスです。本体は便器との組み合わせで約7万~9万円、標準的な交換工事を含めると約10万~15万円が目安になります。
使用感としてはこれといって欠点もないトイレです。タンクレスではないので定期的にタンク内を清掃してあげないと汚れがたまってしまうので注意が必要です。

給湯器|Rinnai「RHBD-R245AW2-1」
そして、今回の設備で最も注目したいのが、Rinnaiの給湯・暖房用熱源機「RHBD-R245AW2-1」です。これは一般的なガス給湯器ではなく、電気のヒートポンプとガスを組み合わせるハイブリッド給湯・暖房システム「ECO ONE」で使われる機器です。
24号フルオートに対応し、自動湯はりや自動たし湯に加えて、浴室暖房乾燥機や床暖房へ温水を供給できます。ECO ONEはシステム構成によって70万~90万円台が一つの目安で、一般的なガス給湯器よりも省エネ性と機能性を重視した上位設備です。
熱源機の型番だけでは、ヒートポンプや貯湯タンクを含む自宅の構成まで完全には特定できません。
設備全体が標準クラス中心の中、給湯・暖房にはしっかりコストがかけられています。
まとめ|ポラス建売は豪華さより、毎日の使いやすさを重視した設備構成
今回調べたポラス建売の設備は、キッチン、洗面、浴室、トイレについては、普及価格帯から中級クラスを中心とした構成でした。
高級注文住宅向けの最上位製品で統一されているわけではありません。しかし、浄水器一体型水栓、ビルトイン食洗機、水なし両面焼きグリル、浴室暖房乾燥機、温水洗浄便座など、生活を便利にする機能は一通りそろっています。
特に給湯設備には、Rinnaiのハイブリッド給湯・暖房システム「ECO ONE」に使われる熱源機が採用されていました。水回りはコストと実用性のバランスを取り、給湯・暖房は省エネ性を重視した上位仕様になっている点が、この住宅の特徴です。
ポラスの建売住宅は、販売時期や物件によって採用されるメーカーや型番が異なります。購入を検討する際は、「食洗機付き」「浴室乾燥機付き」という設備名だけでなく、型番やシリーズまで確認することをおすすめします。将来の交換費用や消耗品の価格まで把握できれば、入居後の維持費も想定しやすくなります。
総合的に見ると、わが家の設備は「見た目の豪華さだけを追求せず、日常生活でよく使う機能を無理なくまとめた構成」です。建売住宅の設備としては十分な内容であり、とくに給湯・暖房設備は想像していた以上に高グレードでした。
