映画『マッドマックス 怒りのデスロード & フュリオサ』全速力で駆け抜ける怒涛のアクション!の魅力に迫る

画像は公式サイトより引用:https://wwws.warnerbros.co.jp/madmaxfuriosa/news/news_240705.html
作品情報
ジョージ・ミラー監督による、大ヒット作『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(2015年)『マッドマックス:フュリオサ』。『マッドマックス:フュリオサ』は『マッドマックス 怒りのデス・ロード』の前日譚を描く作品です。前作でシャーリーズ・セロンが演じた、屈強な女戦士フュリオサの若き日々をアニャ・テイラー=ジョイが演じ、彼女がどのようにしてあの「怒りの戦士」となったのかを描いています。
キャスト
『マッドマックス 怒りのデス・ロード』
- マックス:トム・ハーディ
- フュリオサ:シャーリーズ・セロン
- ニュークス:ニコラス・ホルト
- イモータン・ジョー:ヒュー・キース・バーン
- トースト:ゾーイ・クラヴィッツ
- スプレンディド:ロージー・ハンティントン=ホワイトリー
- キャパブル:ライリー・キーオ
- フラジール:コートニー・イートン
『マッドマックス:フュリオサ』
- フュリオサ:アニャ・テイラー=ジョイ
ディメンタス:クリス・ヘムズワース
スタッフ
- 監督:ジョージ・ミラー
あらすじ
『マッドマックス 怒りのデス・ロード』
愛する者を失ったマックスと2人の反逆者。
自由と生き残りを賭け、3人のMADな戦いが、いま始まる―石油も、そして水も尽きかけた世界。主人公は、愛する家族を奪われ、本能だけで生きながらえている元・警官マックス(トム・ハーディ『ダークナイト ライジング』)。資源を独占し、恐怖と暴力で民衆を支配するジョーの軍団に捕われたマックスは、反逆を企てるジョーの右腕フュリオサ(シャーリーズ・セロン)、配下の全身白塗りの男ニュークス(ニコラス・ホルト)と共に、奴隷として捕われた美女たちを引き連れ、自由への逃走を開始する。凄まじい追跡、炸裂するバトル……。絶体絶命のピンチを迎えた時、彼らの決死の反撃が始まる!
公式サイトより引用:https://wwws.warnerbros.co.jp/madmaxfuryroad/index.html
『マッドマックス:フュリオサ』
世界崩壊から45年。
バイカー軍団に連れ去られ、故郷や家族、人生のすべてを奪われた若きフュリオサ―
改造バイクで絶叫するディメンタス将軍と、
鉄壁の要塞を牛耳るイモータン・ジョーが派遣を争う”MADな世界”と対峙する!怒りの戦士フュリオサよ、復讐のエンジンを鳴らせ!
公式サイトより引用:https://wwws.warnerbros.co.jp/madmaxfuriosa/index.html
魅力を紹介!
荒廃した未来の砂漠で繰り広げられる絶望と希望の物語、『マッドマックス 怒りのデスロード』。
アクション映画の歴史を塗り替えたこの作品が、再び話題に! フュリオサを中心に描かれるスピンオフ『フュリオサ』の期待感も相まって、いま観直したい名作中の名作です。今回は、壮絶な世界観、アクション、そして女性たちの強さを描いた『怒りのデスロード』の見どころを、3つのポイントに分けて紹介します!
息を呑む圧倒的リアルなアクションと魅力的なキャラクター
『怒りのデスロード』の最大の魅力は、その圧倒的なアクションシーンです!
ナミビアの砂漠で行われたリアルなロケ撮影は、映像の迫力を極限まで引き上げました。車やバイクが荒野を疾走し、ぶつかり合い、火炎が吹き上がる――そのすべてがCGに頼りすぎず、実際に撮影されたものだというから驚きです。
さらに、火炎放射器付きのギターを弾くドゥーフ・ウォリアーや、「血液袋」として利用されるマックスなど、ユニークすぎるキャラクターたちも映画を盛り上げます。誰もが印象に残るキャラクター設計と、その圧倒的なビジュアルは、ただのアクション映画を超えた芸術作品のような魅力を持っています。
希望を求める女性たちの物語
この作品で主軸となるのは、シャーリーズ・セロン演じるフュリオサと、「ワイブス」と呼ばれる女性たちの自由への逃亡劇です。
「We are not things.(私たちは物じゃない)」というメッセージを掲げ、ジョーの支配から脱出を図る彼女たちの姿は、単なる逃亡ではなく、人間の尊厳を取り戻すための戦いを描いています。
フュリオサは指揮官としての冷静さと強い意志を持ち、女性だけで構成されたバイクチームとも手を組むなど、映画の中で圧倒的な存在感を放ちます。男性主体のアクション映画が多い中で、本作は女性たちの主体的な活躍を描いており、新しい時代のアクション映画としても注目されています。
環境破壊と資源争奪が生むディストピアの世界観
『マッドマックス』シリーズの背景にあるのは、資源が枯渇し、暴力と恐怖が支配するディストピア的な未来世界です。
イモータン・ジョーが支配する砦では、女性たちは子産み女や母乳を搾取される資源として扱われ、子どもたちまでが労働力として使われています。この世界は、環境破壊と人間の欲望が極限まで膨らんだ結果として描かれており、観客に「この未来は現実になるかもしれない」という危機感を抱かせます。
それだけに、フュリオサたちが目指す「緑の地」の存在は、希望そのものとして輝きを放ちます。この映画が単なるアクションだけでなく、深いテーマ性を持つ理由はここにあります。
最後に
『マッドマックス 怒りのデスロード』は、アドレナリン全開のアクションと、希望を求めて戦う人々の物語が見事に融合した傑作です。そして続編『フュリオサ』への期待が高まる今、改めてこの作品の魅力に触れてみてはいかがでしょうか?
息を呑むアクション、独創的なキャラクター、そしてディストピアの中に輝く希望の物語。『マッドマックス』は、観る人の心に深い衝撃と感動を残してくれることでしょう。地平を駆け抜けるエンジン音と共に、ぜひその世界に飛び込んでみてください!