ドラマ『トークサバイバー！ラスト・オブ・ラフ』最終章！？笑いと涙とパロディの大洪水！

　Netflixで配信開始されたシリーズ最終章「トークサバイバー！ラスト・オブ・ラフ」を早速鑑賞しました！ 今回は、前作、前々作を上回る面白さと、映像表現のこだわり、そして芸人たちの熱い想いに心を揺さぶられました。

• 企画演出・プロデューサー / 佐久間宣行
  『ゴッドタン』『あちこちオードリー』
• 監督 / 河合勇人
  『俺物語‼』『全裸監督』
• 脚本：土屋亮一
• 主題歌：サンボマスター「稲妻」

またしても始まる、面白トークサバイバル。新たに集結したメンバーたちを待つのは、予測不可能な展開が次から次へと巻き起こるヤクザドラマ。最後まで生き残るのは、果たして誰なのか?

NETFLIXより引用 https://www.netflix.com/jp/title/81484461

　今作は、まるで漫画や映画の祭典！「ナルト」「呪術廻戦」「チェーンソーマン」「約束のネバーランド」「北斗の拳」といった人気アニメから、「エイリアン」「ターミネーター」「バックトゥーザフューチャー」といった名作映画まで、様々なパロディがちりばめられていました。エンタメ好きにはたまらない演出の数々に、思わずニヤリとしてしまいました。

　また、今回はいつもより少しグロテスクな表現も。頭が吹き飛んだり、大量出血したりするシーンは、苦手な方は注意が必要かもしれません。しかし、日本のドラマとしては珍しくCGが豪華！爆発の炎や銃撃シーンなど、ハリウッド映画にも引けを取らない迫力でした。一方で、衣装や小物はあえてチープな印象。このギャップもまた、独特の世界観を作り出していてクスリと笑える内容になっていました。

　ドラマパートは、今回もミステリーというより謎解きゲームのような感じです。話が進むたびに新たな謎が登場し、前作、前々作で生まれていた謎も少しずつ解き明かされていきます。ドリンクや宇宙人の正体など、伏線が回収されるたびに「そういう事だったのか！」と同時にくだらなすぎて思わず笑ってしまう。

　全体としては、相変わらずハチャメチャな展開。「あれ？あいつ何だったの？」とツッコミたくなる場面もありますが、そんな疑問を吹き飛ばすほどの笑いが押し寄せてくるので、細かいことは気にせず楽しめます。

今回は、ダイアン津田、おぎやはぎ小木・矢作、野田クリスタル、かまいたち山内、ぐんぴぃ、ニューヨーク屋敷・嶋佐など、実力派芸人たちが新たに参加。特に印象的だったのは以下の3人です。

• ダイアン津田：普段はリアクション芸のイメージが強い津田さんですが、トークも抜群に面白い！役になりきった話し方、緻密に練られた内容、そして見事なオチ。すべてが想像以上でした。
• おぎやはぎ小木：面白くないのに面白い、意味不明なのに笑える。小木さんの独特なエピソードトークは、一度ハマると抜け出せません。気づけば、小木さんの順番が来るのを待ち遠しく感じていました。
• おぎやはぎ矢作：今回はコンビでの出場ということで、お互いのエピソードを語る場面も。小木さんが話している間、矢作さんがずっと笑顔で見守っている姿に、思わずほっこりしてしまいました。

　中でも一番心に残ったのは、「怒りながらお互いを褒め合う」というトークテーマ。芸人同士、ライバルでありながらもリスペクトし合う姿に感動しました。足を引っ張り合うのではなく、お互いを高め合う関係。私も見習いたいと思いました。笑いながら涙がこぼれてくる、そんな不思議な体験でした。

不祥事を笑いに変える、愛のある作品

今回も、不祥事を起こした芸人さんが参加していました。しかし、彼らは不祥事を笑いに変え、見ている側を笑顔にしてくれます。そんな彼らにも光を当ててくれる「トークサバイバー」は、まさに愛のある作品だと感じました。

　「トークサバイバー！ラスト・オブ・ラフ」は、笑い、涙、驚き、感動、そしてパロディ。すべてが詰まったエンターテイメントの最高峰です。まだ見ていない方は、ぜひNetflixでチェックしてみてください！きっと、あなたもトークサバイバーの世界に夢中になるはずです。

tarumaki

ゲーム制作会社で働いてます。

最新作から過去作まで好きな作品を紹介して、少しでも業界の応援になればと思いつつに書いていこうと思います。 基本的に批判的な意見は書かないようにしています。