アニメ『シャングリラ・フロンティア〜クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす〜』レビュー
作品情報
小説投稿サイト「小説家になろう」にて2017年5月19日より連載中で書籍化を経ずにコミカライズ化されるというメディアミックス展開され、さらにアニメ化された作品です。
コミカライズ版は不二涼介が作画を担当し『週刊少年マガジン』(講談社)にて2020年第33号より連載中です!
キャスト
- サンラク / 内田雄馬
- サイガ―0 / 和氣あず未
- アーサー・ペンシルゴン / 日笠陽子
- オイカッツォ / 市川眞琴
- エルム / 日高里菜
- ヴァイスアッシュ / 大塚明夫
- サイガ―100 / 花守ゆみり
- Animalla / 千本木彩花
- オルスロット / 山下誠一郎
- ヴィラック / 富田美憂
- エルク / 安野希世乃
スタッフ
- 原作 / 硬梨菜
- 監督 / 窪岡俊之
- シリーズ構成 / 筆安一幸
- モンスターデザイン
長森佳容、大河広行、河野絵美
有澤 寛 - アクション・エフェクトディレクタ
酒井智史
- 漫画作画 / 不二恭介
- 副監督 / 池下博紀
- キャラクターデザイン / 倉島亜由美
- プロップデザイン
横山友紀、河野絵美 - メインアニメーター
芳賀 亮、月田文律、西野武志
新田駿也
あらすじ
ディスプレイを使用するゲームが、レトロゲームに分類されるようになった、少しだけ未来の世界。この世界では、最新のVR技術に内容が追いついていない“クソゲー”が存在していた。そんなクソゲーをクリアすることに情熱を捧げる1人の“クソゲーハンター”陽務楽郎。彼が次に挑んだのはクソゲーの対極、総プレイヤー数3000万人の“神ゲー”『シャングリラ・フロンティア』。最強クソゲーマーによる最高のゲーム冒険譚、開幕。
公式サイトより引用 https://anime.shangrilafrontier.com/
感想
VR技術の発展によりフルダイブ型のゲームが世に大量に出回るようになった世界。その中には粗悪なゲーム「クソゲー」も数多く発売されていた。そのクソゲーをこよなく愛す主人公『日務楽郎』がひょんなことから、神ゲーと評される『シャングリラ・フロンティア』へプレイヤー『サンラク』として足を踏み入れていく物語です!
アニメだけでなく漫画も展開していて、そちらもクオリティが高いので続きが気になる方は漫画を読むのもオススメです!
独創的なゲームが登場
主人公がプレイしていくゲーム『シャングリラ・フロンティア』はなんと表現したら良いのか難しいですが、私の知っているゲーム知識だとソウルライクなアクションとFFの世界観を合わせたようなイメージのゲームです。
ゲーム内には七体しか存在しないユニークモンスターがおり、七つの最強種と呼ばれる存在である彼らを倒すためにプレイする者、作り込まれた世界観を考察する者、プレイヤーキルをし略奪を楽しむ者、ゲーム内のユニークな生き物を愛でる者など、登場人物たちは様々なプレイ方法で『シャングリラ・フロンティア』を楽しんでいます。そんな彼らが時には共闘したり敵対したりしつつ交流を深めていくのも見どころです。
その他にも『ベルセルク・オンライン・パッション』『フェアリア・クロニクル・オンライン』『ユナイト・ラウンズ』など、サンラクがプレイしたバグだらけのゲームも少しだけですが話の中で登場します。少し登場するだけのゲームですが、どれも設定がしっかりと作られており、作品内でらクソゲーという扱いになっていますが、現実にあったらプレイしたくなるようなゲームばかりです。
主人公のサンラクはゲーマーらしいマニアックな攻略をしていくのも、ゲームが好きな人にはたまらない要素ではないでしょうか。
奇想天外バトル
ゲーム序盤の最初の街ファスティアはゲームのチュートリアルを受けることが出来る街ですが、サンラクは華麗にスルーし森の中でレアエンカウントのモンスターと、裸同然の装備で幾度も闘いレアドロップの武器集めをするという奇行に走ります。
更には最初の街にはよらずに次の街へ行くために闘うボス「貪食の大蛇」を1人で撃破してしまいます。
バトルシーンは爽快感満載ですが、コミカルな要素も含んでいるため気が張り詰めるだけでなく、気楽に見ることができるメリハリが聞いた作品になっていると思います。
『シャングリラ・フロンティア』では、幸運と俊敏にステータスを特化させた双剣使い、紙装甲の幸運アタッカーとして装備をほとんど身につけずパリィ(敵の攻撃がヒットするタイミングに動きを合わせ受け流すこと)を主軸に戦闘をしていきます。
私はソウルライクと呼ばれるジャンルの作品をいくつかプレイしていますが、パリィを主軸で攻略していくのは非常に難易度が高く相当なプレイスキルがないとできない芸当だと感じます。出会う強敵に対し大見得を切り、そんなロマン的な闘い方で安々と攻略していく姿はめちゃくちゃカッコイイです!
最後に
小説、漫画、アニメと広範囲で展開されている作品で、アニメだけでなく他のメディアで作品んを見てみると、アニメでは端折られてしまっている個所が保管されより世界観を楽しむ事ができるので、アニメを見て気に入った方は他のメディアで見てみるのもオススメです!
今後はゲーム化も予定されており、『ブンナイツ』や『リネージュ』『二ノ国』『七つの大罪』などスマートフォン向けハイクオリティゲームの制作をしている韓国のNetmarbleが制作しています。
PVが公開されていて原作へのリスペクトがすごく感じれるので、こちらの作品も楽しみに待とうと思います!