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アニメ

アニメ『ダンジョン飯』レビュー

tarumaki

作品情報

九井諒子さん原作のグルメファンタジー作品!

冒険者ライオスは、ダンジョンの奥深くでドラゴンに襲われ、金と食料を失ってしまう。仲間と共にドラゴンを倒し、失った食料を取り戻すため、ライオスたちは魔物を食材として料理しながらダンジョンを進んでいく。

キャスト

  • ライオス / 熊谷健太郎
  • マルシル / 千本木彩花
  • チルチャック / 泊 明日菜
  • センシ / 中 博史
  • ファリン / 早見沙織
  • ナマリ / 三木 晶
  • シュロ― / 川田紳司
  • カブルー / 加藤 渉
  • リンシャ / 高橋李依
  • ミックベル / 富田美憂
  • クロ / 奈良 徹
  • ホルム / 広瀬裕也
  • ダイア / 河村 蛍

スタッフ

  • 原作 / 九井諒子
  • 監督 / 宮島善博
  • シリーズ構成 / うえのきみこ
    スペース☆ダンディ、リトルウィッチアカデミア、新あたしンち
  • キャラクターデザイン/ 武田直樹

  • モンスターデザイン/ 金子雄人
  • コンセプトアート / 嶋田清香
  • 料理デザイン / もみじ真魚
  • 副監督 / 佐竹秀幸
  • 美術監督 / 西口早智子 錦見佑亮

あらすじ

ダンジョン飯。 それは、”食う”か”食われる”か―――

ダンジョン深奥で、レッドドラゴンに妹が喰われた!
命からがら地上へ生還した冒険者のライオス。
再びダンジョンへ挑もうとするも、お金や食糧は迷宮の奥底……。
妹が消化されてしまうかもしれない危機的な状況の中、ライオスは決意する。
「食糧は、迷宮内で自給自足する!」
スライム、バジリスク、ミミック、そしてドラゴン!
襲い来る魔物たちを食べながらダンジョン踏破を目指せ、冒険者よ!

公式サイトより引用 https://delicious-in-dungeon.com/

感想

 数年前に漫画を読んだときにはあまり面白くないと感じましたが、アニメとなったと聞き早速見てみました。
 以前の印象とは違い次話が待ち遠しくなるほどにハマってしまうほど面白い作品でした。BUMP OF CHICKENが歌うOP曲の「Sleep Walking Orchestra」何度もリピートして聞いてしまうほど良い曲です!

のほほんと楽しめる作品

よくある異世界ファンタジー冒険モノのアニメは、チートを使って手軽に強くなり強敵と闘い、主人公の強運から次から次へと物事が良い方向へ進んでいく、なんて話が多い印象でそういった作品も見ていて爽快感があるし面白いですが、ダンジョン飯ではそういった要素ありません。

 ではどんな作品なのかというと、ダンジョンに生息しているモンスターを狩って美味しく頂きつつ、妹を助けるためにダンジョンの深層を目指していくというお話です。奇怪なモンスターたちを食べるの?と思うとなんだか見るのが嫌になってきますが、主人公たちがあれこれと手間を掛けて料理していくことで、モンスターたちが不思議と美味しそうな食材へと変わっていきグロテスクな見た目など忘れてしまいます。

 ヒリヒリするような激しいバトルがほとんど無いのも特徴で、バトルアクションが好きな方には物足りなく感じることがあると思いますが、仕事で疲れたよるなんかにまったりと見るのにはもってこいの作品だと思います。日頃の疲れの癒やしを求める方にはオススメな作品です!

モンスターの生態はまるで図鑑を見ているようで

このアニメはただただモンスターを食すだけではなく、モンスター1体1体の体の構造や生態を丁寧に説明し、こういう生き物だからこんな風に料理をしようといった感じに、見ている私達にも納得感のあるしっかりと設定が作り込まれています。そういった設定の話を見るのは、宇宙にいるであろう空想の生物図鑑のようなものを見ているような気にさせられ、子供の頃に抱いた懐かしいワクワク感が湧きました。

 私が個人的に面白いなと思ったのは「動く鎧」です。ゲームやアニメで出てくる動く鎧は大抵が体の何処かに魔法陣があったり、リモートで操っている術者がいたりと、鎧が不思議な力で動かされているパターンだと思います。ダンジョン飯で登場する「動く鎧」は、鎧の内側の表面に住み着いた複数の貝の様な生物が、互いに触手を繋ぎ引っ張り合うことで外殻の鎧を動かしているという仕組みでした。
 私の中で漠然と不思議な力で動くのが当たり前となっていたところをいい意味で裏切ら、れそういう考え方もあるのかと新鮮な体験をさせてもらえました。私自身に固定観念があるのだと気付かされる良い経験だったとも思います。

最後に

 昨今はアニメ業界もデジタル化が進んだせいなのか、昔の作品のような作品全体の線の柔らかさのようなモノが無くなっている印象がありますが、ダンジョン飯では手描きのような曲線の柔らかさや暖かさがあったように感じます。そのおかげでのほほんとみれる作品となっているのかもしれません。

 このアニメはトリガーという会社が制作していますが、エヴァンゲリオンで有名なGAINAXのメンバーが設立したということもあり、制作しているの作品、リトルウィッチアカデミアやキルラキルはその息吹を感じられる気がします。
 ダンジョン飯、見ても絶対に損はしない最高の作品ですので、ぜひ見てみて下さい!!

ABOUT ME
tarumaki
tarumaki
ゲーム制作会社で働いてます。
最新作から過去作まで好きな作品を紹介して、少しでも業界の応援になればと思いつつに書いていこうと思います。 基本的に批判的な意見は書かないようにしています。
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