ドラマ『トークサバイバー!2』レビュー
作品情報
トークサバイバー!〜トークが面白いと生き残れるドラマ〜
スリル満点の本格ドラマに出演する芸人たちが、台本なしのシーンで面白トーク合戦を繰り広げる。敗者は即刻ドラマ降板となる生き残りをかけた新感覚お笑いトークバトルが、再びここに開幕!
キャスト
MC&立会人
- MC / ノブ(千鳥)
- 立会人 / 滝沢カレン、佐藤栞里
ドラマパート
- 城田優
- 大友花恋
- ニシダ(ラランド)
- 近藤芳正
- 中山エミリ
- 高橋由美子
- 向井慧
- 本郷奏多
- 朝比奈彩
- アンミカ
- 木本武宏(TKO)
- 高嶋正弘
- 大久保佳代子
- 小藪千豊
- 岡部たかし
挑戦者
- 大悟(千鳥)
- 西田幸治(笑い飯)
- 平子祐樹(アルコ&ピース)
- 板倉俊之(インパルス)
- 黒沢かずこ(森三中)
- 橋本直(銀シャリ)
- じろう(シソンヌ)
- 渋谷凪咲(NMB48)
- 川島明(キリン)
- 福田麻貴(3時のヒロイン)
- 中岡壮一(ロッチ)
- 鈴木もぐら(空気階段)
- 井口浩之(ウエストランド)
- ヒコロヒー
- ユースケ(ダイアン)
- 酒井貴士(ザ・マミィ)
- 山添寛(相席スタート)
- 村重安奈
- 吉住
- 国崎和也(ランジャタイ)
- みなみかわ
- 渡部健(アンジャッシュ)
- 栗谷(カカロニ)
- 向井慧(パンサー)
スタッフ
- 企画演出・プロデューサー / 佐久間宣行
『ゴッドタン』『あちこちオードリー』 - 監督 / 河合勇人
『俺物語‼』『全裸監督』 - 脚本:土屋亮一
- 主題歌:サンボマスター「笑っておくれ」
あらすじ
今回の舞台は病院。謎の感染症が院内で蔓延する事件が発生。感染した人間はみるみるうちにモンスターへと変り果ててしまう。モンスターたちは次々に人間を襲い院内にいた人たちはどんどん数が減っていってしまう。
一部の医療チームと助かった患者たちは無事な場所へ避難するも…。
感想
今回も面白い!!
前回よりも参加者のトークスキルが磨かれており、視聴者を爆笑へといざないます。今回は「TKO/木本」さんがドラマパートや「アンジャッシュ/渡部」さんがサバイバー側で登場しています。不祥事をネタにした2人が登場する話は特に面白いので必見です!
ドラマパートは今回も謎が後半で解き明かされていくストーリーとなっており、トークだけでなくこちらも楽しめるようになっています。
不祥事を起こしたからこそ面白い!
前回同様に不祥事で世間をにぎわせた芸人が参加しています。今回は不倫で世間をにぎわせた「アンジャッシュ/渡部健」と複数芸人を巻き込んだ投資トラブルで世間をにぎわせた「TKO/木本武宏」が参加しています。
2人は登場するだけで場に笑いの雰囲気が蔓延します。渡部健さんはサバイバーとして参加していて、不倫騒動をネタにした話を主として闘っていきます。その話は抜群に面白いのは当然ですが、これまで明かされていなかった本心を話しているように思えるのが、むしろ好印象に感じ今後も芸能界で頑張って欲しいと思えました。
TKO/木本さんはドラマパートでアンミカさんとともに登場します。サバイバー側の芸人に出された「反省しているはずの木本が絶対に言わない、まったく反省していないひと言を言わせろ!」の大喜利を答える役として芝居を入れつつ芸人の答えを言います。それが秀逸に面白い!投資騒動をネタした回答事態も面白いのですが、何よりも演技がうますぎて本当にそう思っているのではないかと感じられ、それがさらに面白さを倍増させます。
意外な奴が面白い!
私的には普段とは違う意外な一面を見ることができる芸人さんが複数いたと感じました。
「アルコ&ピース/平子祐樹」や「シソンヌ/じろう」は他の俳優さんにも引けを取らないほどに演技がうまく、バラエティでロケをやっているアルピー/平子や「有吉の壁」などで見るシソンヌ/じろうとはまた別な一面を見ることができたと思いました。トークパートでもしっかりと演技をしつつ話をしているので、ドラマの緊張感を引き継いだ状態で話を聞くことができ、緊張感と笑いの相乗効果で抜群に面白くなっています。
逆に「笑い飯/西田幸治」はセンスがありそうな見た目とは裏腹に完全に大根役者で、セリフを話すたびにノブからツッコミが入りそのたびに笑ってしまいます。
トークの面では「ランジャタイ/国崎和也」が印象に残りました。
ネタやバラエティ番組でのロケなどでも常にハチャメチャな行動をしている彼が話すトークは、構成やフリや落ち、話す間やスピードなどもしっかりとしいてとてつもなく面白いトークとなっていました。いつものハチャメチャな感じを想像しているとびっくりさせら、そのギャップも相まってより面白くなっていたと感じます。今後もトーク系の番組に出演するのが楽しみです。
最後に
前作の「トークサバイバー!」よりもパワーアップしていました!
今作では前半は下ネタが多少ありますが後半はそれほど多くもないので、比較的見やすくなっているとも思いますし、下ネタに頼らない本当に面白いトークを楽しめる内容となっています。
「トークサバイバー!」も「笑ってはいけないシリーズ」のように毎年の恒例行事となるような作品になっていってくれることを願います!
「アフター・トークサバイバー2」で後日談も聞けるのでぜひご視聴ください。