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『インフィニット・ストラトス』が切り開いた学園ハーレムアニメの金字塔!テンプレの元祖は今観ても面白い!

IS
tarumaki

作品情報

『IS〈インフィニット・ストラトス〉』は、弓弦イズルさん原作のライトノベルで、2011年にアニメ化もされた人気作です。

主人公の織斑一夏(おりむら いちか)は、女性にしか動かせない最強のパワードスーツ「IS」を、なぜか動かすことができた世界で唯一の男性。彼はIS操縦者を育成する学校に入学するのですが、そこは女子しかいない、まさにハーレム状態

個性豊かな美少女たちに囲まれ、彼女たちとIS操縦の訓練や学園生活を共にしながら、ドタバタな日常と恋模様が描かれる、ちょっとSFチックなラブコメディです!

あらすじ

クラスメイトは全員女子!?
《メカ×美少女》 ハイスピード学園バトルラブコメ、TVアニメで開幕!
女性にしか扱えない飛行パワードスーツ、「IS<インフィニット・ストラトス>」。 日本で開発・発表されて以降、世界は女性優位の社会となった。
IS操縦者を育成するための学校 「IS学園」は、 世界各国より集められた代表候補生の少女達が通う女子校である。 ところが、主人公・織斑一夏は、男でありながら何故かISの起動が出来てしまった為、 IS学園に強制入学させられてしまう。
女の園に男がひとり、幼なじみの剣道少女・箒をはじめ、 多国籍多種多様な少女たちが織りなす、疾風怒濤のアクションバトルと恋模様。
突如襲い来る敵、ISに秘められた謎、そして一夏をめぐる少女達の恋の行方は!?

『IS〈インフィニット・ストラトス〉という作品をご存知でしょうか?

2011年に放送された本作は、「女性にしか操縦できないロボット兵器・IS(インフィニット・ストラトス)」をめぐる物語。世界各国から選抜された少女たちが集まる学園に、唯一ISを扱える“男性”として主人公・織斑一夏が入学するところから、学園ラブコメバトルが幕を開けます。

今やアニメ界には数えきれないほどの“ハーレムアニメ”が存在しますが、その多くが本作「IS」の影響を受けていると言っても過言ではありません。「テンプレ」と呼ばれる展開の原型がここにあります。

この記事では、そんな「インフィニット・ストラトス」の魅力を以下の3つの視点からご紹介していきます。

世界観と設定の完成度に注目!女性専用兵器を男が操るという禁断の構図

「IS〈インフィニット・ストラトス〉」の最大の特徴は、なんといってもその設定のユニークさです。

ISという強化スーツ型の兵器は、基本的に“女性にしか扱えない”という世界設定。戦争のあり方が変わるほどのパワーバランスの崩壊を招いた技術ですが、なぜか主人公・一夏だけはISを動かせる唯一の男性。これが物語のスタート地点です。

そのため、一夏はISを学ぶために、女性しかいないIS学園に転入することに。当然、学園内では超異例の存在となり、否が応でも注目の的。毎日のように女子たちに囲まれ、ちょっとした行動が誤解を生み、そしてヒロインたちとのフラグが立つ…というテンプレ展開の連続です。

とはいえ、ISという兵器自体の設定は意外としっかりしていて、操縦システムや機体ごとの特徴、国家間の思惑などの説明も丁寧。SFとしての土台が意外にしっかりしているからこそ、視聴者は「ラブコメ部分」だけでなく「バトル部分」もしっかり楽しめる構造になっています。

しかもISは操縦桿やスティックを使わず、装着者の身体動作と意思で操作するという“拡張身体”のような感覚が面白く、空中戦のスピード感も抜群。戦闘シーンでは大空を自由に飛び回る美少女たちのアクションがとにかく爽快です。

クセ強だけど魅力たっぷり!個性豊かなヒロインたち

「IS」はバトルも魅力ですが、やはり最大の武器は“ヒロインたちの可愛さ”です。

まず押さえておきたいのが、王道ヒロインの篠ノ之箒(しのののほうき)。黒髪ポニーテールに武士のような口調という王道ツンデレ枠であり、一夏の幼なじみ。序盤は一夏との距離が近いですが、他のヒロインたちが続々と登場する中で若干空気になってしまうのが少し残念。でも終盤には彼女らしい芯のある可愛さをしっかり見せてくれます。

次にセシリア・オルコット。イギリス代表の金髪お嬢様で高飛車キャラ。最初は嫌味な印象があるかもしれませんが、デレた後は急激にヒロイン力を発揮。ISバトルの腕も高く、実力派ヒロインとしてしっかり存在感を放ちます。

凰鈴音(ファン・リンイン)は中華系の元気娘。イタズラっぽい笑顔とツンデレ気味の性格がたまらない可愛さで、見ていて一番元気をもらえるタイプ。個人的には一押しヒロインですが、作中ではやや扱いが雑…。もっとスポット当ててほしかった!

ラウラ・ボーデヴィッヒはドイツ出身の軍人キャラ。銀髪ロングに眼帯という中二病的な見た目で、最初はクールで怖い印象ですが、あるエピソードをきっかけに一気にデレ化。以降は「一夏の嫁」を自称するなど、最強クラスのギャップ萌えを提供してくれます。

そして最も人気の高いヒロイン、シャルロット・デュノア(通称シャル)。フランス代表で、一度は男装して登場しますが、正体バレ後の可憐な姿と優しい性格で爆発的な人気を獲得。おっとり系で一夏への想いをストレートに伝える姿勢に、視聴者は誰もが心を掴まれるはずです。

全体的にツンデレ系のヒロインが多い中、シャルの存在がひときわ癒しになっていて、バランスがとても良いんですよね。

バトルとラブコメのバランスが絶妙!テンプレだけど完成度が高い

「IS」は“テンプレハーレム”という言葉がピッタリな作品ですが、決してただのありがちなアニメではありません。

その理由の一つが、バトルとラブコメのバランスの良さです。

バトルパートでは、各キャラの能力や個性を活かした空中戦が繰り広げられ、しっかりと熱い展開が描かれます。特に4話や10話以降のバトルはスピード感と迫力があり、戦闘中の“会話”にもきちんとした理由があって、緊張感を損なわない工夫が光ります。

そしてラブコメパートでは、ヒロインたちの恋模様やすれ違い、嫉妬や暴走が盛りだくさん。主人公・一夏は典型的な“鈍感系男子”ですが、危険を顧みず仲間のために戦う姿勢や、誰に対しても分け隔てない優しさがヒロインたちに好意を抱かせる説得力があります。

また、エロ要素は控えめながら、ラッキースケベや水着回、お風呂イベントなどもしっかり押さえていて、“ちょっと刺激的だけど過激すぎない”絶妙なラインを保っているのも特徴です。全年齢でも安心して観られるギリギリ感が、この作品の魅力を広く届けているのかもしれません。

まとめ:テンプレの原点にして王道。今だからこそ観てほしい一作

「IS〈インフィニット・ストラトス〉」は、ハーレムアニメというジャンルのテンプレートを作り上げた先駆的な存在です。

確かにストーリー自体は薄く、深いテーマや劇的な展開があるわけではありません。しかし、だからこそ気楽に観られ、ちょっとした非日常とトキメキを楽しめるアニメとして今でも多くの人に愛されています。

どのヒロインにも魅力があり、ロボットアクションも意外とカッコよく、しかもキャラデザや作画も高水準。OP主題歌「STRAIGHT JET」やEDの「SUPER∞STREAM」も名曲で、アニメの雰囲気をさらに盛り上げてくれます。

「IS」は、アニメ好きなら一度は通っておきたい“通過儀礼”的な作品です。まだ観ていない方はもちろん、以前観たことがある人も、久しぶりに振り返ってみてはいかがでしょうか?意外と新しい発見があるかもしれませんよ!


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ゲーム制作会社で働いてます。
最新作から過去作まで好きな作品を紹介して、少しでも業界の応援になればと思いつつに書いていこうと思います。 基本的に批判的な意見は書かないようにしています。
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