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アニメ

甘酸っぱさ全開!青春の群像劇『徒然チルドレン』の魅力を語り尽くす

徒然チルドレン
tarumaki

©若林稔弥・講談社/徒然チルドレン製作委員会

作品情報

『徒然チルドレン』は、ウェブ漫画から始まった若林稔弥さんによる作品で、2017年にアニメ化されました。このアニメは、特定の主人公がいるわけではなく、**様々な高校生たちの「恋の始まり」や「すれ違い」を短いエピソードでオムニバス形式で描いているのが特徴です。

告白のタイミングを計るカップル、勘違いから始まる関係、なかなか素直になれない二人、鈍感な主人公とヤキモキするヒロインなど、中高生ならではの、不器用で甘酸っぱい恋愛模様がリアルに描かれています。誰もが経験したことがあるような「あるある」なシチュエーションが多く、共感しながらキュンとしたり、クスッと笑えたりする作品ですよ。

あらすじ

「君が好き」って言えない君へ―――――
本作は、
どこにでもいる様な、ごく普通の高校生たちが、
恋に燃えたり、揺れたり、悩んだり、
笑ったり、泣いたり、傷ついたり、
うまくいったり、いかなかったりしながらも、
かけがえのない青春の日々を過ごしていく様子を描いた、青春群像劇です。
主人公は、登場人物全員。
あなたもきっと、誰かの気持ちに乗っかれるはず。
「徒然チルドレン」
2017年夏、TVアニメーション、スタート!
さあ、一緒に、ドキドキ、キュンキュンしましょう!



恋する高校生たちの、不器用でピュアな群像劇!

青春って、いつだってちょっと不器用で、ちょっと照れくさくて、それでも真っ直ぐで眩しいものですよね。今回ご紹介する『徒然チルドレン』は、そんな高校生たちの恋と友情がぎゅっと詰まった作品です。

本作は、原作・若林稔弥による4コマ漫画をもとにしたショートアニメで、1話あたり15分(実質約11分半)×全12話という短尺ながら、驚くほど多くのカップルたちのエピソードが丁寧に描かれています。オムニバス形式で描かれるそれぞれの恋模様は、初々しく、時に切なく、そしてたまに爆笑必至。さまざまなタイプのカップルたちが登場することで、観る人の心にきっと「推しカップル」が生まれることでしょう。

それでは『徒然チルドレン』の魅力を3つのポイントに分けてご紹介していきます。

ぎゅっと詰まったショートアニメの妙技

ショートアニメと聞くと、30分アニメに比べて軽く見られがちですが、本作はそんな印象を見事に覆してくれます。全12話の中に45ものエピソードが収められており、それぞれのエピソードがわずか数分という短さながら、キャラクターの魅力や恋の駆け引きがしっかりと描かれています。

しかも、この作品、テンポがいいのに、決して急ぎすぎていないのがすごいところ。むしろ一つひとつのエピソードが丁寧で、視聴後にはほっこりとした余韻が残るのです。

声優陣も超豪華で、石川界人さん、水瀬いのりさん、前野智昭さん、小倉唯さん、小野賢章さん、佐倉綾音さん、花澤香菜さん、戸松遥さん、鬼頭明里さん、浪川大輔さん、下野紘さん、加隈亜衣さんなど、主役級のキャストがずらりと登場。そんな豪華な布陣で繰り広げられる日常のラブコメは、それだけで贅沢な気分にさせてくれます。

多彩なカップルたちが織りなす恋模様

『徒然チルドレン』最大の魅力は、なんといってもその豊富なカップルたち。それぞれの関係性や恋の形が異なるからこそ、観ていて飽きることがありません。

たとえば、高瀬君と神田さん、菅原君と高野さんといった「もうちょっとで付き合えるかも」な甘酸っぱい関係や、郷田君と上根さんのように既にカップルでいちゃいちゃしている組もあります。

卒業を控えた天文部の湯川先輩と笹原さんの感動的なエピソードから始まり、からかい系女子の西川さんと真面目男子の古屋君の掛け合い、ツンデレ同士のような千秋君と香奈ちゃんのハイテンションなやりとり、生徒会長とヤンキー風女子・梶さんとのまさかの組み合わせなど、多種多様な恋愛模様が描かれています。

一番のポイントは、どのカップルも「好き」と伝えて終わり、ではなく、その後の関係性にもスポットが当たっているところ。付き合い始めてからの不器用なすれ違いや、嫉妬、勘違いなど、恋愛のリアルな一面がギュッと詰まっていて、「わかる〜!」と共感すること間違いなしです。

「好き」だけじゃ乗り越えられない、それでも「好き」がすべて

本作では、感情のすれ違いや、うまく言葉にできない気持ち、そして相手を想うがゆえの遠慮や衝突が丁寧に描かれています。恋愛って、好きという気持ちだけで成立するわけではない。むしろその「好き」の扱い方を間違えると、関係がギクシャクしてしまうこともあります。

でも、だからこそ、見ていてドキドキするし、ハラハラするし、応援したくなる。視聴者は男女両方の視点からそのすれ違いの理由が見えるので、「ああ〜!そこで言えば伝わったのに!」と、思わず口を出したくなってしまうような、そんなもどかしさもまた魅力の一つです。

また、原作を読んでいた方にとっても、アニメ化にあたって描かれなかったエピソードやキャラのちょっとした登場が「ファンサービス」的に感じられる部分も嬉しいポイント。寿司屋の娘、演劇部、空手部、ミス・ワビサビなど、もっと深掘りしてほしいキャラもいますが、それはぜひ原作で補完してみてください。

まとめ:あなたの心に刺さる青春が、きっと見つかる

『徒然チルドレン』は、恋愛をテーマにしたアニメの中でも特に「等身大の青春」を描くことに成功している作品です。登場人物たちはどこにでもいるような普通の高校生で、恋愛もリアルで、時にコミカル。だからこそ、観ている側もどこか自分の青春時代を重ねてしまうのかもしれません。

短い時間でこれほど多くの恋模様を描ききったこの作品は、まさに「青春ラブコメの宝石箱」。忙しい毎日でも、1話だけ観て元気をもらえるような、そんな素敵なアニメです。

もし「最近ちょっと甘酸っぱい気持ち、足りてないかも?」という方がいれば、ぜひ『徒然チルドレン』を観てみてください。きっと、あなたの心にキュンとくる恋が、そこにあります。


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ゲーム制作会社で働いてます。
最新作から過去作まで好きな作品を紹介して、少しでも業界の応援になればと思いつつに書いていこうと思います。 基本的に批判的な意見は書かないようにしています。
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