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アニメ

爆笑必至の選択肢地獄!『俺の脳内選択肢が、学園ラブコメを全力で邪魔している』の破壊力を徹底解説!

俺の脳内選択肢が、学園ラブコメを全力で邪魔している
tarumaki

作品情報

『俺の脳内選択肢が、学園ラブコメを全力で邪魔している』は、春日部タケルさんによるライトノベルが原作で、2013年にアニメ化された、ちょっと変わった設定のラブコメディです。「のうコメ」の愛称で親しまれていますね。

主人公は、普通の高校生…のはずが、突如として「絶対選択肢」という奇妙な呪い(?)にとり憑かれてしまった甘草奏(あまくさ かなで)。彼の目の前に、まるでゲームの選択肢のように「A:今すぐ女装して学校に行く」とか「B:校庭の真ん中で踊り狂う」とか、絶対に選びたくないような変態的でくだらない選択肢を強制的に表示させ、彼が選ばないと激しい頭痛に襲われる。

奏は、絶対選択肢に振り回されながらも、学校一の美少女・雪平ふらの(ゆきひら ふらの)や、クラスの人気者・遊王子謳歌(ゆうおうじ おうか)といった、個性豊かなヒロインたちとドタバタな日常を繰り広げていきます。

理不尽な「絶対選択肢」が引き起こすギャグと、それにツッコミを入れながらも巻き込まれていく主人公の姿が魅力の作品です。普通ならありえないような展開が次々と起こり、笑いが止まらなくなります!

あらすじ

呪われた甘草奏の能力「絶対選択肢
突然頭の中に二つの選択肢が浮かび、どちらかを選んで
そのとおりに行動しなければ、頭痛が走る。しかし、その選択肢とは、
選べ
① 校庭の真ん中でパンーになる
② 女子更衣室で下半身裸になる
というふざけたものばかり。
時と場合を選ばず発生する絶対選択肢のせいで奏は奇行を繰り返し、 学園で「お断り5(ファイブ)」と呼ばれて女子に白い目で見られ続けているのだ。
そんなある日、選択肢を選んだ彼のもとに空から美少女が落ちてきた!
彼女は神様から与えられるミッションをクリアするために遣わされたパートナーだというが――!?
学園ラブコメ生活を取り戻すために、 奏は全力でアホミッションに立ち向かう!

笑いを欲するすべての人へ贈る、バカアニメの真骨頂

みなさん、アニメに「笑い」を求めるとき、どんな作品を選びますか?
お色気ありのハーレム系ラブコメ、ハイテンションなギャグもの、パロディネタ満載のネタアニメ……選択肢は山のようにありますよね。

今回ご紹介するのは、そんな数あるラブコメ・ギャグ系の中でも異彩を放つ、
『俺の脳内選択肢が、学園ラブコメを全力で邪魔している』(通称・のうコメ) です。

正直、タイトルだけ聞くと「とんだクソアニメなのでは?」と思われがちですが、安心してください。
クソアニメです。しかもめちゃくちゃ面白いクソアニメです(最大級の褒め言葉)。

本作の魅力はなんといっても、勢いで押し切るギャグと、突き抜けたハイテンションなキャラクターたち。
決してストーリー性に期待してはいけません。
むしろ「くだらないネタを大真面目にやる」この空気感を楽しめる人にとっては、最高に笑えてクセになる作品なのです。

今回は、そんな『のうコメ』を

  1. 個性が渋滞しているヒロインたち
  2. 爆笑を誘う“絶対選択肢”システム
  3. 意外に深い?絶対選択肢の謎
    という3つの切り口から語っていきます。

笑いたいあなた、もう一度“くだらなさ”にどっぷり浸かりたいあなた。
ぜひ一緒にこのアニメの魅力を振り返っていきましょう。

クセが強すぎる!個性の大洪水ヒロインたち

まず語りたいのは、登場するヒロインたちのインパクトです。
とにかく個性がバラバラ、属性もバラバラ、それでいて全員がとんでもなく魅力的。

たとえば、ヒロインのひとり、遊王子謳歌。
彼女はお嬢様然とした高飛車キャラでありながら、どこか憎めない可愛さがあります。
さらに天上優夜という天然系の癒しキャラ、雪平ふらのという毒舌系キャラ、さらには脳内に登場するナビゲーション役“絶対選択肢さん”などなど……
一歩間違えればとっ散らかってしまうところを、テンポのいい会話とギャグの連打でまとめあげているのは見事です。

しかも主人公・甘草奏自身も「可愛い系男子」という、男キャラとしても珍しい立ち位置。
イケメンでありながら絶対選択肢の呪いで散々な目に遭わされる不幸体質で、視聴者としては思わず同情しながら笑ってしまいます。
さらに声を担当する豊永利行さんの“叫び芸”が最高で、特にブタの鳴き声を披露するシーンは爆笑必至。
何度も見返してしまうほどクセになるのは間違いありません。

ヒロインたちは一見するとただのテンプレキャラに見えますが、ギャグの応酬の中でしっかりと役割を果たし、それぞれに「推せる」ポイントがあるのが面白いところ。
結果として「全員好き!」と言いたくなるほど、キャラクター同士の掛け合いが魅力的です。

これぞ本作の目玉!ぶっ飛びすぎな“絶対選択肢”

次に語るべきは、本作の最大の見どころである「絶対選択肢」 というシステムです。

主人公・奏の脳内には、常にとんでもない選択肢が突如現れます。
しかもそれを拒否する自由は一切なし。
「パンツを被って登校する」か「全校生徒の前でラップを歌う」か、みたいなぶっ飛んだ選択肢を必ず選ばされるのです。
本人の意思など完全に無視されるこの仕組みが、笑いを生む最大の原動力。

しかもこの選択肢が発生するたびに、中田譲治さんがナレーションを入れてくれるのがまたツボを突いてきます。
“絶対選択肢さん”といえるこの存在は、声の重厚感とは裏腹にやってることが完全におふざけなので、余計におかしさが増幅。

さらに、本作の面白いところは「選んだ結果のしっちゃかめっちゃかっぷり」まできちんと描いてくれるところです。
普通は「選択肢イベント」でワンシーンだけ終わりそうなところを、その後のドタバタにまでしっかり尺を割いてくれるので、視聴者としては爆笑の余韻が続きます。

第2話の「涙が出るほど笑った」という声も多いですが、これは奏が下ネタ寄りの選択肢に振り回され、もうどうにもならなくなる様子がとにかく笑えたから。
バカバカしさの極みを真剣にやるって、なかなかできない芸当ですよね。

また「ifルート」を描くCパートも非常に良いアイディアで、もし奏が別の選択肢を選んでいたら?という妄想を補完してくれており、ニヤニヤが止まらなくなります。
こうした小ネタの積み重ねが、本作の中毒性をさらに高めています。

なんでこんな選択肢が出るのか?“絶対選択肢”の謎

そして最後に触れたいのは、この「絶対選択肢」という呪いのような仕組みの背景についてです。
「なんで奏にだけこんな理不尽な選択肢が課せられるの?」「そもそも誰が仕組んだの?」視聴者としては当然気になりますよね。

本作でも一応、この謎に迫るストーリーラインは存在します。
とはいえ終盤はちょっとシリアス寄りになりながらも、ぶっちゃけこのアニメにシリアスを求めるか?と言われると「いや、別にいらないよね」と突っ込みたくなるくらいです。

むしろそのシリアスをギャグでぶち壊していく勢いこそが『のうコメ』の真骨頂。
ただ、奏が「普通の学園ラブコメを送りたい」と本気で思っているのに、どうしても“選択肢”に邪魔される……というこの構図には、どこか切ない共感を覚える人もいるかもしれません。

最後まで視聴すると、「なんでこんな絶対選択肢に翻弄されるのか」という謎には一応の答えが用意されていますが、正直それよりも「笑えるからいいじゃん!」と思わせてくれるノリが最高です。

そして、どこか「自分も日常で変な選択を迫られてる気がする…」と共感できる人もいるかもしれません。
“笑いの中にちょっとだけ人生哲学”が入っているのも、憎めない魅力ですね。

まとめ 〜最高!バカ笑いしたい人にオススメ〜

というわけで、『俺の脳内選択肢が、学園ラブコメを全力で邪魔している』についてお届けしました。
もう一度言いますが、この作品にストーリーの深みや感動を期待してはいけません。
でも、勢いと笑いのセンスだけでここまで面白くなるのかと感心するほど、全編にわたって「バカだけど最高」な笑いが詰まっています。

キャラクターは可愛い。ギャグは痛烈。パロディネタも全開。
さらに主人公・奏の全力ツッコミが気持ち良すぎるほど決まる。

終盤にシリアスを入れてきたのは個人的には蛇足に思えましたが、それを含めても「笑いたい!」という気分のときにぜひ思い出してほしいアニメです。

「のうコメ」は全10話と短めなので、一気見にも向いていますし、勢いを楽しむなら倍速視聴もおすすめできます。なんなら、二周目はifルートを探す気持ちで見直すのも面白いと思いますよ。

日常のストレスを吹き飛ばすような、全力のバカ笑いをくれる作品。
気になる方はぜひ視聴して、笑いすぎてお腹が痛くなる体験を味わってみてください!


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ゲーム制作会社で働いてます。
最新作から過去作まで好きな作品を紹介して、少しでも業界の応援になればと思いつつに書いていこうと思います。 基本的に批判的な意見は書かないようにしています。
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