燃えろ!心を熱くする映画『リアル・スティール』の魅力

画像はTELASAより引用:https://www.telasa.jp/videos/22073
作品情報
『リアル・スティール』は、近未来を舞台に、ロボット格闘技を題材にした感動的なドラマです。
『リアル・スティール』は、単なるロボット格闘映画にとどまらず、家族の絆、夢、そして人間らしさといった普遍的なテーマを描いた感動的な作品です。ロボットと人間の共闘、そして父子の絆を描いた温かい物語は、観る者の心を揺さぶることでしょう。
あらすじ
人間の代わりに高性能のロボットたちが死闘を繰り広げるロボット格闘技の時代―。夢も希望も失くした元ボクサーのチャーリー(ヒュー・ジャックマン)の前に突然、母を亡くした11歳の息子マックス(ダコタ・ゴヨ)が現れる。険悪な雰囲気の父と子は、マックスが廃品置き場でみつけた旧式ロボット“ATOM”との出会いをきっかけに、少しずつ絆を取り戻していく。熱心なマックスに心を動かされ、チャーリーはATOMに自分の技を教え込む。やがてATOMと共にどん底から這い上がった2人は、史上最強の王者ロボット、ゼウスとの対戦へ―。製作総指揮S・スピルバーグ×R・ゼメキス、アカデミー賞(R)視覚効果賞にノミネートされた迫力のロボット格闘技シーンと親子の絆が魂を揺さぶる、感動のアクション大作。
ロボット×ボクシング×親子の絆=最高!
映画『リアル・スティール』を観終わった後、エンドロールを眺めながら滾ったアドレナリンがゆっくりと落ち着いていくのを感じた。そして、思った。
「最高すぎる……!」
好きな俳優ヒュー・ジャックマンが主演ということで気になっていたこの作品。物語が始まるや否や、ダメ親父・チャーリーと息子・マックスのドラマに引き込まれ、気づけば吹き替え独特のクサいセリフ回しすら気にならないほどに没頭していました。
本作の魅力を一言で言うなら、「最高にアツい映画」です。ストーリー、キャラクター、ロボットの迫力、すべてが燃える要素でできていると感じました。見終わった後、思わず拳を握りしめたくなるような熱量が詰まっています!
今回はそんな『リアル・スティール』の魅力を3つのポイントに分けて語り尽くそうと思います。
王道ど真ん中!ダメ親父と息子の成長ストーリー
本作の主人公は、かつては有名なボクサーだったが、今では落ちぶれた男・チャーリー。そして、彼のもとにやってきた息子・マックス。
最初はどうしようもないダメ親父で、マックスとまともに向き合おうともしないチャーリー。しかし、ひょんなことから二人はロボットボクシングでコンビを組むことになります。そして、数々の戦いを通じて、次第に親子としての絆を深めていきます。
この「ダメ親父のカムバック&親子の絆」というストーリーが王道ながらも、ものすごく胸を熱くさせます!
特に、ラストの試合前にマックスが「僕はずっとここにいる!」と叫ぶシーン。最初は距離があった二人が、戦いを通じて心を通わせていく過程が最高にグッとくる。王道だからこそ、心に響くストーリーとなっていると私は思いました。
ロボットボクシングの迫力がヤバい!
『リアル・スティール』のもう一つの魅力は、なんといってもロボットボクシングの迫力だ。
・スパーリング用ロボット「ATOM」
・日本風の甲冑ロボ「ノイジーボーイ」
・全身ゴールドのアングラ強者「ミダス」
・最強王者「ゼウス」
など、登場するロボットたちは個性豊かで、それぞれのバトルスタイルが違うので何度試合が続いても新鮮に楽しめます。
特に主人公たちが操る「ATOM」は、スクラップ寸前の旧型ロボット。そんなポンコツが、最先端のハイテクロボットに挑むという展開が、アツくないわけがない。
さらに、スピルバーグのアドバイスにより、本作のロボットは全て実際に作られたもの。CGではなくリアルなロボットだからこその重量感や存在感があり、戦闘シーンの迫力とリアリティを一層引き立てています。
金属同士がぶつかるガキンガキンという音、ボロボロになりながらも何度も立ち上がるATOM。作品全体的にロボットには感情がないようなドライな感じで描かれているが、何度も立ち上がるATOMを見ていると、そこにはまるで魂が宿っているように感じます。
まさに「ロボット版ロッキー」とも言える熱い試合が展開される!
戦うのはロボットだけじゃない!親子の成長と夢の力
本作はロボットが戦う映画でありながら、実は戦っているのはロボットだけではありません。
父・チャーリーは、かつてはリングの上に立っていたが、今は落ちぶれてしまった男。そんな彼が、マックスとATOMを通じて、再び「戦う」ことを思い出していきます。
一方のマックスも、最初は父を信用していなかったが、ロボットボクシングを通して「信じること」の大切さを学んでいきます。
そして、この映画のメッセージはシンプル。
「リングの上に立って闘え」
それはボクシングのリングに限らず、人生においても同じことだと感じます。どんなに負け続けても、どんなにボロボロになっても、立ち上がりあきらめずに挑戦し続けることが大切。
ATOMがどれだけ殴られても立ち続ける姿は、そのままチャーリーやマックスの成長と重なります。だからこそ、観客は感情を揺さぶられ、試合が終わる頃には胸が熱くなる!
まとめ:『リアル・スティール』は最高にアツい映画!
『リアル・スティール』は、
・ダメ親父のカムバック&親子の絆
・迫力満点のロボットボクシング
・「立ち上がることの大切さ」を描いたストーリー
と、まさに燃えポイントが詰まった映画です。
SFやアクション映画が好きな人はもちろん、「熱い映画を観たい!」という人にも全力でオススメしたい。
映画のラスト、ATOMがボコボコにされながらも最後まで立ち続ける姿は、まさにこの映画のテーマそのもの。
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作品情報
キャスト
- チャーリー・ケントン / ヒュー・ジャックマン
- マックス・ケントン / ダコタ・ゴヨ
- ベイリー・タレット / エヴァンジェリン・リリー
- フィン / アンソニー・マッキー
- キングピン / ジョン・ゲイティンズ
スタッフ
- 監督 / ショーン・レヴィ
- 脚本 / ジョン・ゲイティンズ
- 原案 / ダン・ギルロイ ・ ジェレミー・レヴェン
- 原作 / リチャード・マシスン『四角い墓場』