映画『96時間』：父の愛と怒りが炸裂する、タイムリミット・アクションの傑作！

画像はTELASAより引用：https://www.telasa.jp/videos/14353

『96時間』シリーズは、リュック・ベッソンが製作・脚本を手掛け、リーアム・ニーソンが主演を務めるアクション・スリラー映画シリーズです！
元CIA工作員のブライアン・ミルズが、誘拐された娘を救うために、その特殊なスキルを駆使して悪と戦う姿を描いています。

• ブライアン・ミルズ：リーアム・ニーソン
• キム：マギー・グレイス
• レノーア：ファムケ・ヤンセン

『96時間』

• 監督：ピエール・モレル
• 脚本：リュック・ベッソン、ロバート・マーク・ケイメン
• 製作：リュック・ベッソン
• 製作総指揮：ディディエ・オアロ

『96時間/リベンジ』『96時間/レクイエム』

• 監督：オリヴィエ・メガトン
• 脚本：リュック・ベッソン、ロバート・マーク・ケイメン
• 製作：リュック・ベッソン

父の愛が、パリの街を暴走する。全米初登場第1位！9週連続TOP10入り！！

リュック・ベッソンが仕掛けるスタイリッシュ・タイムリミットアクション。
お前が何者なのかは知らない。何が目的かもわからない。
身代金を望んでいるなら、言っておくが、金はない。
だが、俺は闇のキャリアで身につけた特殊な能力がある。
お前らが恐れる能力だ。娘を返すなら、見逃してやる。
だが返さないならお前を捜し、お前を追い詰め、そしてお前を殺す。

17歳のアメリカ人少女キムが、初めての海外旅行で訪れたパリで何者かに誘拐された。
偶然にもその事件のさなかにキムと携帯電話で話していた父親ブライアンは、命よりも大切な娘を襲った悪夢のような出来事に、ずたずたに胸を引き裂かれる思いを味わう。
しかし、政府の元工作員として幾多の修羅場を潜り抜けてきた彼は、冷静さを失ってはいなかった。

追跡可能なタイムリミットは96時間！
異国の極悪犯罪組織に娘を奪われた父親は、自らの手で奪還すべく迷わず闇の世界へ飛び込んでいった！

「愛する娘を救うためなら、どんな手段も選ばない」。そんな強い決意を胸に、リーアム・ニーソン演じる元CIA工作員が暴れ回る『96時間』。誘拐事件をテーマに、スピード感あふれる展開と息をのむアクションで観客を引き込むこの作品は、公開当初、まさかの大ヒットを記録しました。「96時間」というタイトルの意味が象徴するように、緊張感に満ちた物語の中で描かれる父親の愛と執念は、多くの人々の心をつかみました。この記事では、この映画の魅力を3つのポイントに分けてご紹介します！

映画タイトルにもなっている「96時間」とは、誘拐事件で被害者が無事でいられる猶予期間を指します。物語は、パリを訪れた主人公ブライアン（リーアム・ニーソン）の娘キムが誘拐されるところから始まります。このタイムリミットの中で、彼は全てのスキルを駆使して娘を追い求めることに。電話越しの「必ず見つけ出してやる」というセリフは、映画史に残る名シーンと言えるでしょう。

ブライアンの行動は迅速かつ冷静で、元CIA工作員としての経験が存分に発揮されます。事件解決までの時間が限られているため、テンポの速い展開と緊張感が一層際立ち、観客は息をつく暇もありません。この「時間との戦い」が映画の大きな魅力です。

『96時間』の成功の鍵は、何と言ってもリーアム・ニーソンの圧倒的な存在感にあります。制作当初、彼自身も「この映画が大ヒットするなんて想像もしなかった」と語るほど、当時のハリウッドにおいてアクションスターとしてのニーソンの地位は確立されていませんでした。しかし、この作品をきっかけに「渋くて強い大人のアクション俳優」という新たなイメージが生まれ、以降の作品にも影響を与えました。

特に注目すべきは、彼の演技がアクションの激しさだけでなく、父親としての愛情や葛藤を見事に表現している点です。ブライアンが娘を思う心と、それを阻む者に対する容赦のない冷酷さ。その両極端な感情を、ニーソンはリアルに演じ切り、観客の心に強く訴えかけます。

『96時間』は派手なアクションだけでなく、脚本や演出、音響効果など、細部に至るまで緻密に作り込まれています。誘拐事件というシリアスなテーマを扱いながらも、映画全体に漂う「疾走感」と「説得力」は、脚本家リュック・ベッソンの手腕によるもの。事件の展開がどれだけ非現実的でも、観客に「あり得るかもしれない」と思わせる巧妙さがあります。

また、カメラワークや音響効果も臨場感を高める重要な要素です。特に、格闘シーンや追跡シーンでは、観客を主人公と一緒にその場にいるかのような気持ちにさせる撮影技術が光ります。結果的に、この映画はアクション映画としてのエンタメ性だけでなく、シネマとしての完成度も非常に高いものになっています。

『96時間』は、タイムリミットをテーマにした緊張感あふれるアクション映画の傑作です。父親の愛情と怒りを描いたストーリーは多くの人の共感を呼び、スリリングな展開とリーアム・ニーソンの名演技が観る者を圧倒します。派手なアクションシーンや、スピード感あるストーリー展開に加え、映画の背後にある職人技もまた、この作品の大きな魅力と言えるでしょう。

「もう一度観たい！」と思わせるほど中毒性の高い『96時間』。まだ観ていない方も、久しぶりに再視聴したい方も、ぜひこの傑作に触れてみてください。きっとその緊張感と感動に釘付けになるはずです！

tarumaki

ゲーム制作会社で働いてます。

最新作から過去作まで好きな作品を紹介して、少しでも業界の応援になればと思いつつに書いていこうと思います。 基本的に批判的な意見は書かないようにしています。