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映画『メタモルフォーゼの縁側』世代を超えた友情に胸が熱くなる!

メタモルフォーゼの縁側
tarumaki

作品情報

『メタモルフォーゼの縁側』は、鶴谷香央理による日本の漫画作品です。2017年から2020年にかけて「コミックNewtype」で連載され、その後、芦田愛菜、宮本信子をメインキャストに実写映画化もされました。

あらすじ

佐山うらら、17歳。
みんなみたいにキラキラできない女子高生。
唯一の楽しみは、毎日こっそりBL漫画を読むこと。

もうひとりの主人公・市野井雪、75歳。
夫に先立たれ、人生の終わりがちらつく今日この頃。


ある日、ふたりは同じ本屋にいた。
うららはレジでバイト。その目の前に出された一冊のBL漫画。
顔を上げるとそこにいたのは雪だった。
雪はBLの意味さえ知らず、きれいな表紙に惹かれ思わず手に取っただけ。
初めての世界に驚きつつも、男子たちの恋物語にすっかり魅了され、老いた身体にときめきがよみがえる。
続きが読みたい。雪は新刊を求め、再び本屋へ向かうのだった・・・。

こうして出会ったうららと雪。 好きなものを語り合える「友達」ができた。
あくなきBL愛を語り合う日々の中、雪が言う。
「うららさんは自分で漫画描きたいと思わないの?」
そして、ふたりはある挑戦を決意。
それは創作漫画の即売会 「コミティア」への出展。
年の差58歳、うららと雪の挑戦がはじまった。
そしてそれは、あるメタモルフォーゼ (=変身)をもたらしていくことになる―

魅力を紹介!

映画『メタモルフォーゼの縁側』は、まさに「推しを語る幸せ」を体現した作品です。年の差58歳という異色の友情が、共通の趣味「BLマンガ」を通じて育まれていく姿は、観る者の心を温かくしてくれます。「年齢を超えて好きなものを共有する楽しさ」や「一歩踏み出す勇気」を描いた本作は、ただの青春映画ではなく、あらゆる世代の心に響く感動作です!

年の差58歳の友情が生まれる奇跡

この映画の最大の魅力は、75歳の雪と17歳のうららが、BLマンガを通じて心を通わせていく過程を描いているところです。

最初は戸惑いながらも、何度もあって話していくうちに徐々に距離を縮めていく二人のやりとりがとても自然で、映画全体にリアリティを感じます。好きなものが同じなら、年齢も性別も関係なく語り合える——そんな「オタクの真理」を体現しているのが本作です!

特に、芦田愛菜さん演じる「うらら」の「好きなものを好きと言うのが恥ずかしい」という気持ちは、きっと多くの人が思春期の時期に通った出来事で、誰もが共感できるはず!一方、宮本信子さん演じる「雪」は、75歳にして初めてBLマンガの世界を知り、新たな扉を開いていきます。その姿は、いくつになっても新しいことに挑戦できるんだという希望を与えてくれると感じました。

「一歩踏み出す」ことの大切さ

本作では、登場人物それぞれが「一歩踏み出す勇気」と向き合います。

うららは、自分の好きなことに対して「恥ずかしい」と思う気持ちを乗り越えようとしますが、なかなかうまくいきません。そんな彼女を、「雪」がそっと背中を押してくれる場面は、まさに世代を超えた支え合いの美しさを感じさせます。

また、雪自身も「残りの人生で何ができるのか」を考えながら、勇気をもって新しい世界に足を踏み入れます。彼女の言葉や行動は、観ているこちら側にも「今やらなきゃ」と思わせてくれる力を持っています。

「人生で今日が一番若い日」——この言葉が胸に響くような、前向きなメッセージが詰まっている映画です。

何かを「創る」ことの意味

作中で印象的だったのは、雪に「マンガを描くのは楽しい?」と聞かれたうららの答え。

「あんまり楽しくはないです。自分の絵とか見てて辛いです。でも、何かやるべきことをやってるって感じがするので悪くないです」

この言葉には、「創作することの苦しみのリアル」が詰まっていると感じました。好きなことでも、うまくいかないことはたくさんあるし、辛く苦しいことも多くあり楽しいことだけじゃない。それでも、やるべきことをやっているという実感があるからこそ、続けていける。

これはマンガを描くことに限らず、何かに挑戦している人なら誰しも共感できる部分ではないでしょうか。

まとめ:今を大事に生きること

『メタモルフォーゼの縁側』は、「好きなものを好きと言える幸せ」や「臆さずに一歩踏み出す勇気」の大切さを教えてくれる映画です。特に、雪の「75歳になっても新しい世界を知ることの楽しさ」は、観る人に希望を与えてくれます。

そして、何よりも「今を大事に生きること」。この映画を観ると、日々の何気ない時間や、自分の「好き」という気持ちをもっと大切にしようと思えるはずです。

世代を超えた友情の物語に、あなたも心温まる時間を過ごしてみませんか?

『メタモルフォーゼの縁側』作品情報

キャスト

スタッフ

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ゲーム制作会社で働いてます。
最新作から過去作まで好きな作品を紹介して、少しでも業界の応援になればと思いつつに書いていこうと思います。 基本的に批判的な意見は書かないようにしています。
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