夢を描け！映画『バクマン。』が教えてくれる挑戦の素晴らしさ

「俺たち2人で漫画家になって、ジャンプで一番目指そうぜ！」

このセリフに胸を熱くした人も多いのではないでしょうか？

映画『バクマン。』は、週刊少年ジャンプを舞台に、漫画家を目指す高校生コンビ・真城最高（サイコー）と高木秋人（シュージン）の奮闘を描いた青春映画です。原作は『DEATH NOTE』の大場つぐみと小畑健による大ヒット漫画で、映画版は大根仁監督が手掛けました。

漫画業界の裏側、友情、努力、ライバルとの激しいバトル——『バクマン。』には、青春映画としても、エンタメ映画としても楽しめる要素がぎっしり詰まっています。

高校生の真城最高(ましろもりたかあだ名：サイコー／佐藤健）は、高い画力がありながらも将来に夢を持たず、ただ流されて普通に生きていくだけの日々を送っていた。
最高の叔父（宮藤官九郎）は、かつて週刊少年ジャンプに連載し、その作品がアニメ化もされた漫画家・川口たろうであった。だが結局は連載打ち切りとなり、その後叔父は過労により亡くなった。そのことが最高の心に暗い影を落としていた。
ある日、些細な出来事をきっかけに、秀才のクラスメイト・高木秋人（たかぎあきとあだ名：シュージン／神木隆之介）に、「俺と組んで漫画家にならないか」と誘われる。

はじめは一緒に漫画を描くことを拒絶していたが、声優を目指している片想いのクラスメイト亜豆美保（あずきみほ小松菜奈）と、「漫画家として、声優として、お互いの夢が実現したら結婚する」と約束したことから、漫画家への道を志すことになる。
最高と秋人はコンビを組み、夢の週刊少年ジャンプの連載を目指して日々漫画づくりに明け暮れる。ジャンプ編集者の服部（山田孝之）に見出され、ようやく光明が見えてきたとき突然ライバル――新妻エイジ（染谷将太）が現れる。

弱冠１7歳で手塚賞入選を果たした天才・エイジは瞬く間にジャンプ連載を決めて遥か先を走り始める。そして次々と現れる新進気鋭のライバルたち。

はたしてふたりはジャンプ連載を勝ち取ることができるのか！？

Filmarksより引用：https://filmarks.com/movies/58345#goog_rewarded

「漫画家になりたい！」そんな夢を持つ少年たちの物語、『バクマン。』。本作は、大場つぐみと小畑健による人気漫画を実写映画化した作品で、漫画を描くことに青春を捧げる2人の高校生、真城最高（サイコー）と高木秋人（シュージン）の奮闘を描いています。

友情・努力・勝利という少年ジャンプの王道を貫きながら、漫画家という職業の厳しさや、夢を追うことの楽しさが存分に詰まったストーリーになっています。映画としての演出も斬新で、まるでバトル漫画のような熱い展開が繰り広げられます。

本記事では、『バクマン。』の魅力を3つの視点から解説していきます！

『バクマン。』の最大の魅力は、サイコーとシュージンの友情です。

サイコーは、絵の才能に恵まれながらも、漫画家の厳しさを知るがゆえに夢を諦めていました。一方のシュージンは、ストーリーを作る才能を持ち、サイコーに漫画家への道を再び歩ませるきっかけを作ります。彼らが互いを支え合いながら成長していく姿には、胸が熱くなります。

また、漫画家の世界では才能だけでは成功できないことが強調されています。編集者のアドバイスを受け入れ、努力を重ねながら作品を作り上げていく過程が丁寧に描かれており、観る者に「夢を叶えるには努力が必要だ」と強く訴えかけてきます。

映画『バクマン。』は、漫画を描くという地道な作業を、まるでバトル漫画のように熱く演出しています。

例えば、ペンを走らせる音やインクの滴る音がリズミカルに重なり、まるで戦いのような緊張感を演出。また、プロジェクションマッピングを使って、キャラクターが巨大な筆でキャンバスを駆け抜けるような映像表現も取り入れられています。

特に、新妻エイジとの対決シーンは圧巻。エイジの天才的な才能と、サイコー＆シュージンのひたむきな努力がぶつかる展開には、思わず息を呑みます。漫画という静的なものを、これほどまでにダイナミックに映像化した点は、本作の大きな見どころです。

『バクマン。』は、単なる漫画家の成功物語ではなく、「夢を持ち、それを追いかけることの素晴らしさ」を描いた作品です。

サイコーとシュージンは、漫画家としての道を進む中で、数々の困難に直面します。編集部の厳しいフィードバック、ライバルの才能、自らの限界…。それでも諦めずに挑戦し続ける彼らの姿は、まさに青春そのもの。

また、サイコーと亜豆美保の純粋な恋愛も、本作の魅力の一つです。「夢を叶えたら結婚しよう」という約束を胸に、それぞれの道を歩み続ける2人の関係は、多くの人に共感を与えるでしょう。

夢を叶えるのは簡単なことではないけれど、それでも挑戦することには価値がある。そんなメッセージが、『バクマン。』には詰まっています。

『バクマン。』は、漫画家という特殊な職業をテーマにしながらも、「夢を追うこと」の本質を描いた青春映画です。

友情・努力・ライバルとの競争・夢への挑戦…。すべての要素が絶妙に絡み合い、観る者の心を熱くさせます。映画ならではのダイナミックな演出と、俳優陣の熱演も相まって、青春映画の傑作といえる作品に仕上がっています。

漫画好きはもちろん、何かに挑戦しているすべての人に観てほしい一本。ぜひ、『バクマン。』を観て、あなたも夢に向かって走り出してみませんか？

• 真城 最高 / 佐藤健
• 高木 秋人 / 神木隆之介
• 亜豆 美保 / 小松菜奈
• 新妻 エイジ / 染谷将太
• 服部 哲 / 山田孝之

• 監督 / 大根仁
• 原作 / 大場つぐみ・小畑健
• 脚本 / 大根仁

tarumaki

ゲーム制作会社で働いてます。

最新作から過去作まで好きな作品を紹介して、少しでも業界の応援になればと思いつつに書いていこうと思います。 基本的に批判的な意見は書かないようにしています。