gtag.js
アニメ

まさかのお嬢様学校潜入ライフ!?笑ってときめく『俺がお嬢様学校に「庶民サンプル」としてゲッツされた件』

俺がお嬢様学校に「庶民サンプル」としてゲッツされた件
tarumaki

作品情報

『俺がお嬢様学校に「庶民サンプル」としてゲッツされた件』は、七月隆文さんによるライトノベルが原作で、2015年にアニメ化された学園ラブコメディです。

主人公は、ごく普通の男子高校生、神楽坂公人。ある日突然、名門のお嬢様学校「清華院女学校」に強制的に転入させられてしまう。
外界との接触がほとんどない超お嬢様が「庶民」の生活や常識を学ぶための「サンプル」として選ばれてしまったからなんです!

主公人は、男性に免疫がないお嬢様たちに囲まれて、戸惑いながらも「庶民サンプル」として奮闘する日々を送ります。最初は公人のことを「珍しいサンプル」として見ていたお嬢様たちですが、彼の優しさや男気、そして飾らない庶民的な魅力に触れて、徐々に惹かれていき個性豊かな美少女たちが、公人をめぐってドタバタな騒動を巻き起こします!

お嬢様たちの世間知らずっぷりが生み出す笑いや、彼女たちの可愛らしい一面、そして公人の優しさが光る、見ていて明るい気持ちになるラブコメディです!

あらすじ

平凡な高校生・神楽坂公人はある日突然、謎の筋肉部隊にゲッツされ、<清華院女学校>へと連れ去られる。
そこは名家の令嬢だけが集う、男子禁制のお嬢様学校。
専属メイド・九条みゆきから伝えられたのは、
ここでただひとりの「庶民サンプル」としてお嬢様たちと生活すること――
戸惑う公人は、ぼっちのお嬢様・天空橋愛佳と出会い…。

まさかの「庶民サンプル」に選ばれて――

「お嬢様学校に庶民サンプルとしてゲッツされる」――そんな一文を読んだだけで、すでにツッコミどころ満載ですよね?ですがこのアニメ『俺がお嬢様学校に「庶民サンプル」としてゲッツされた件』(以下『庶民サンプル』)は、まさにこの“ふざけた”出発点から始まり、笑って、キュンとして、ちょっと考えさせられる、意外としっかりした内容で私たちを楽しませてくれる作品なんです。

タイトルからして軽いノリのギャグ系ハーレムものと思いきや、そこにあるのは階級社会と常識のズレが生み出す“文化摩擦系”のコメディ。そして、そんな中で毅然とした態度を取り続けるちょっと変わった主人公の存在が、本作をただのハーレム作品に留まらせていない理由でもあります。

というわけで、今回はこのクセ強なアニメ『庶民サンプル』の魅力を、以下の3つの切り口からご紹介していきます!

世間知らずなお嬢様たちと庶民のギャップに爆笑!

まず注目すべきはやっぱり、この作品の世界観のユニークさです。舞台は由緒正しい超お嬢様学校「清華院女学校」。男子禁制のその学び舎では、外の世界から隔離された箱入り娘たちが、世間知らずのまま成長しています。

その結果、スマホもジャージも庶民のコンビニおにぎりも知らないという、驚異的なカルチャーギャップが発生!そこに放り込まれたのが、どこにでもいる普通の男子高校生、神楽坂公人くん。彼は「庶民とはどんな存在なのか?」をお嬢様たちに教える“サンプル”として拉致…もとい、スカウトされてしまうのです。

しかも、男性であることがバレたら去勢されるという極端な設定のため、公人くんは「自分は同性愛者だ」と偽って生活をスタート。いやいや、始まりから設定ぶっ飛びすぎでしょ!とツッコミたくなる一方、そこから始まるお嬢様たちとの掛け合いが本当に面白い。

特に、世間ズレした発言の数々に対して、公人くんが的確かつ優しいツッコミを入れることで、ただの“おバカギャグ”ではなく、ほっこりできる会話劇になっているところが好印象です。登場するお嬢様たちはみんな個性的で、最初は「なんだこのテンプレ感…」と思っても、徐々にちゃんと魅力が立ってくるから不思議です。

主人公が「ただのラッキースケベ男」じゃない!?

この手のラブコメでありがちなのが、女の子に囲まれてワチャワチャする主人公が、やたらとオドオドしたり、興奮しすぎたり、何かとテンプレ的に“慌てる”パターン。でも『庶民サンプル』の主人公・公人くんは一味違います。

確かに色々とおいしい(?)シチュエーションには巻き込まれますが、彼は基本的に冷静で、誠実に相手と向き合うスタンスを崩しません。白亜(ヒロインの一人)の奇天烈な言動にも動じず、「いや、それは違うだろ」と普通に突っ込むだけの胆力を見せるあたり、ただのラッキースケベ主人公ではないんです。

さらに彼には「太ももフェチ」というクセ強な性癖があるため、普通のシーンではまったく色気を感じないという絶妙なギャグ要素も。こういう“変化球”を自然に盛り込んでくるあたり、実はかなり脚本がしっかりしています。

また、公人くんは「セバスチャン」とあだ名をつけられるほどの世話好きでもあり、あくまで献身的に周囲を支えるポジションを貫いています。この姿勢が、作品全体にどこか暖かさを感じさせてくれる要因にもなっているんですね。

超ドSメイド・九条みゆきの存在感がすべてを支配する!

そしてこの作品を語るうえで絶対に外せないのが、九条みゆきというキャラクターの存在です。彼女は清華院のメイドであり、絶対的なドSでありながら、完璧すぎる立ち回りで全キャラを圧倒していきます。

「目が覚めましたか?ずっと目覚めなければ良かったのに……」というド直球なセリフは、多くの視聴者に衝撃を与えましたよね。もうこの一言だけでご飯三杯いけるってくらいの破壊力。

彼女は単なるネタキャラに見えて、実は7話で描かれる「Cパート」のあるシーンで、その本心や過去に少しだけ触れられます。そこには、ただのドSでは終わらない深みがあり、「ああ、この作品って、ちゃんとキャラクターを掘り下げようとしてるんだ」と思わせてくれる名エピソードでした。

九条さんがいなければこの作品は成立しない――それくらい強烈で、しかし作品のトーンを壊すことなく調和しているあたり、声優・上坂すみれさんの演技力も相まって素晴らしいキャスティングだったと思います。

【まとめ】バカバカしくて最高。でも意外と芯があるからクセになる!

『庶民サンプル』は、一見するとよくあるハーレムアニメです。お嬢様たちに囲まれてちやほやされる男子主人公…というだけなら、似たような作品は山ほどあります。

ですが、この作品はその設定の「突飛さ」を徹底的に活かし、ギャグとシニカルさ、そして文化摩擦的な面白さをしっかり描いています。何より、主人公・公人の冷静さや人間性が、作品全体のバランスを保っている点が他と一線を画している部分でしょう。

「庶民とは?」「常識とは?」という、どこか哲学的なテーマを笑いながら受け取れるこの作品は、意外と深く、でも肩肘張らずに楽しめるという絶妙な位置にいます。

ギャグアニメとして楽しんでもよし、ハーレムアニメとして推しを見つけてもよし、はたまた「階級社会って…」と軽く考察しながら見るのも面白いかもしれません。

ラストまでしっかり楽しませてくれるこの作品、バカバカしくて笑えるけど、どこか心に残る不思議な魅力をぜひ体感してみてください!


スタッフ・キャスト

キャスト

スタッフ

ABOUT ME
tarumaki
tarumaki
ゲーム制作会社で働いてます。
最新作から過去作まで好きな作品を紹介して、少しでも業界の応援になればと思いつつに書いていこうと思います。 基本的に批判的な意見は書かないようにしています。
記事URLをコピーしました