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アニメ

すれ違いが止まらない!? 恋とゲームの勘違い連鎖ラブコメ『ゲーマーズ!』が面白すぎる!

ゲーマーズ!
tarumaki

作品情報

『ゲーマーズ!』は、葵せきなさんのライトノベルが原作で、2017年にアニメ化された、すれ違い満載の青春ラブコメディです。

主人公は、ゲームが大好きなのに、クラスではあまり目立たないぼっち気味の高校生、雨野景太(あまの けいた)。彼がゲームショップで偶然出会ったのが、学園のアイドル的存在で、実は隠れゲーマーの美少女、天道花憐。

雨野がゲーム部への誘いを断ったことから、そこから二人の間に、そして周りの友人たちを巻き込んで、とんでもない勘違いや、すれ違いの嵐が巻き起こる!

花憐は雨野を「断ったのは私に気があるからでは!?」と勘違いしたり、雨野の友人の上原祐(うえばらたすく)が実は花憐の友人と付き合っていたり、登場人物たちの恋の矢印がめちゃくちゃ複雑に絡み合っていくのがこの作品の最大の魅力です。

一見、普通の学園ラブコメに見えるんですが、登場人物たちがそれぞれとんでもない「こじらせ」を抱えていて、些細な出来事が壮大な勘違いへと発展していく様子が、見てて爆笑ものです!ゲームをテーマにしつつも、恋愛における「すれ違い」や「こじらせ」をこれでもかと描いているので、きっと共感したり、ツッコミを入れたくなったりするはずです。

登場人物たちのドタバタな日常と、もどかしい恋の行方から目が離せなくなること間違いなし!

あらすじ

「・・・・・・私に付き合って、ゲーム部に入ってみない?」
趣味はゲームという以外目立った特徴もない
モブキャラぼっちゲーマーの雨野景太は、 ある日突然に学園一の美少女でゲーム部部長の
天道花憐に声をかけられる。
そこから景太の日常は一転、ゲーム好きな美少女たちとのラブコメ展開の日々が始まる・・・・・・と思いきや!?
ゲーマーズ!
ゲームの価値観以外はそっくりな、
ぼっち女子ゲーマーの星ノ守千秋。
クラスの中心人物で彼女持ちだけど隠れゲーム好きな、
残念リア充の上原祐。
祐の彼女でゲーム知識皆無の亜玖璃らを巻き込んで、
お互いが勘違い、空回り、迷走を繰り返す、」
こじらせゲーマーたちによる
“すれ違い青春錯綜系ラブコメ”が始まる。

感想

恋愛ものって、両想いなのに気持ちを伝えられないもどかしさや、勘違いによるすれ違いがあったりしますよね。でも、もしその“すれ違い”があまりに過剰で、もはやギャグの領域にまで達していたら……?
今回ご紹介するアニメ『ゲーマーズ!』は、まさにそんな「すれ違いのカオス」が魅力のラブコメ作品です。ゲームが好きな普通の男子高校生・雨野景太を中心に、ゲームがきっかけで始まる複雑すぎる恋模様が展開されていきます。
ただのラブコメだと思ったら大間違い。怒涛の勘違い劇とキャラクターたちの暴走が止まらない、笑ってキュンとしてちょっと疲れる(!?)ドタバタ青春ストーリーを、3つのポイントに分けてご紹介していきます!

ゲーム好きの凡人、まさかの選択がすべての始まり

物語の主人公・雨野景太は、いわゆる“ザ・平凡男子”。でもただひとつ、ゲームを純粋に楽しむという情熱だけは誰にも負けません。そんな彼が学園のマドンナ・天道花憐と偶然出会い、ゲーム部に誘われるところから物語は始まります。

ここで「なるほど、ゲーム部でラブコメが展開されるのね」と思いきや、景太はまさかの“入部拒否”という選択をします。これが本作の最大の転換点。花憐は完璧美少女で、断られた経験など皆無。その彼女が振られたように見えたことで、周囲の人間関係が一気にややこしくなっていきます。

ちなみにゲーム部は“ガチ勢”の巣窟。FPSで大会に出る男子先輩や、格ゲーを極めた女子先輩など、勝利至上主義のプレイヤーが揃っており、「ゲームは楽しく遊びたい派」の景太とはスタンスが全く違うのです。
この「入らない」選択によって、普通なら進まないはずの人間関係が展開していくという意外性は、他のラブコメにはない面白さ。景太の“譲れない信念”が、物語の中心にしっかりと根を張っているのが本作のユニークな点です。

すれ違いが止まらない!勘違いの連鎖コメディ

この作品の真骨頂は、何といっても“すれ違い”と“勘違い”。登場人物たちが、それぞれ微妙な思い込みや伝達不足によって、次々とカオスな誤解を生んでいく様は、もはやコントのようです。言ってしまえば、恋愛ドラマにアンジャッシュのネタをぶち込んだような世界観です。

例えば、景太の言葉が足りなかったことで「天道花憐をフッた男」という印象が広まり、他のキャラが「じゃあ私は行けるのでは?」と恋の戦線に参戦。するとそこからさらに、別のキャラとの間に誤解が生まれていき……と、登場人物が増えるごとに勘違いの迷宮が深まっていきます。

面白いのは、誰一人としてボケているつもりはないという点。全員が真剣に悩み、真剣に恋しているのに、それぞれが少しずつズレているから、状況は悪化の一途。しかもツッコミ役がいないから、誰も軌道修正できないまま物語が暴走していきます。

最初は「うわ〜、またすれ違ってるよ(笑)」と笑って見ていられるのですが、だんだんと「ちょっと待って!それ違うよ!」と視聴者がツッコミを入れたくなるような展開に。まさに“見てる側だけが真実を知っている”面白さがあります。

ヒロインたちがどんどんポンコツ化!?

メインヒロイン・天道花憐は、見た目も成績も性格もパーフェクト。だけど、景太に出会ってからは、その完璧さがみるみる崩壊していきます。好きになった瞬間から、彼の一挙手一投足が気になってしまい、四六時中スマホを握りしめてはメッセージを待ち続ける日々。

これまで誰にも振られたことがなかったプライドも手伝って、花憐は徐々にツンデレ化。更には恋するあまり、嫉妬や思い込みで突飛な行動に出たりと、ヤンデレ要素まで垣間見せるようになります。この“完璧美少女のポンコツ化”がまた可愛くてたまりません。

また、もう一人のヒロイン・星ノ守千秋もかなりのクセ者。最初は景太のことを苦手だと思っていた彼女が、徐々に誤解から惹かれていき、ややこしい三角関係に突入していくあたりも見どころです。彼女もまた、ゲームに対しての価値観が独特で、景太とのすれ違いがさらに物語に拍車をかけていきます。

そして何より印象的なのが、全員が「素直になれない」こと。景太をはじめ、誰もがほんの一言を飲み込んでしまったり、余計なことを口走ったりして、それがまた次の混乱を生み出す……そんな流れの連続が、本作をただのラブコメで終わらせない魅力になっています。

最後に

『ゲーマーズ!』は、ゲームと恋愛をテーマにしながら、ここまで徹底的に「勘違い」と「すれ違い」を追求した作品はなかなかありません。登場人物たちの全力で空回りする姿に、笑って、共感して、時には「頼むからちゃんと話してくれ!」と叫びたくなるような作品です。

主人公の“ゲームを楽しみたいだけ”というぶれない信念が、結果として人間関係を大きく動かし、恋愛の歯車を狂わせていくという構図も秀逸。純粋な想いが複雑な関係を生んでしまうという、まさに青春ラブコメの醍醐味が詰まっています。

勘違い連鎖で笑いたい方、予想外のラブコメ展開が好きな方、そして“ゲーム愛”が強い方には特にオススメの一作です。ちょっと疲れるくらいのドタバタ展開に身を任せながら、最後までニヤニヤが止まらない『ゲーマーズ!』の世界をぜひ体感してみてください!


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ゲーム制作会社で働いてます。
最新作から過去作まで好きな作品を紹介して、少しでも業界の応援になればと思いつつに書いていこうと思います。 基本的に批判的な意見は書かないようにしています。
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