gtag.js
アニメ

『WORKING!!』が描く、奇人だらけのファミレスで起こる笑いと癒しのひととき

WORKING!!
tarumaki

作品情報

『WORKING!!』は、高津カリノさん原作の漫画で、アニメ化もされた人気作です。北海道にあるファミリーレストラン「ワグナリア」を舞台に、個性豊かな従業員たちが繰り広げる日常コメディなんですよ。

主人公は、小鳥遊宗太(たかなし そうた)。彼は、バイトを探していたところ、小柄なことに惹かれてスカウトしてきた種島ぽぷら(たねしま ぽぷら)に誘われ、ワグナリアで働くことになります。しかし、そこには、男性恐怖症の伊波まひる(いなみ まひる)や、刀を持ち歩く轟八千代(とどろき やちよ)など、癖が強すぎるメンバーばかり!そんな彼らのドタバタな日常が描かれています。

あらすじ

北海道某所に存在する、ファミリーレストラン『ワグナリア』。
いつも通りにぎやかなこの店に、以前助けた迷子の女の子がお店にやってきた!
小鳥遊は有頂天だが、種島は…?

ファミレス舞台の非日常コメディ、ここにあり!

アニメ『WORKING!!』は、北海道の某所にあるファミリーレストラン「ワグナリア」を舞台にした、ドタバタ日常コメディです。登場人物は一癖も二癖もあるキャラクターばかりで、仕事という日常のなかに奇妙で愛すべき非日常が詰まっています。
第一期から見始めて、あまりの勢いとテンポの良さに思わず一気見。続く第二期ではキャラの関係性もさらに深まり、より「笑って癒される」作品へと進化していきました。個人的には、まるで『けいおん!』を観ているかのような、何でもない日常が宝物に感じられる感覚がありました。今回は、そんな『WORKING!!』の魅力について、3つの視点から語っていきたいと思います。

キャラの個性が強すぎる!だけどみんな愛おしい

『WORKING!!』の最大の魅力は、何と言っても登場キャラクターの強烈すぎる個性です。主人公・小鳥遊宗太(たかなし そうた)は、身長140cm以下の“ちっちゃいもの”が大好きなミニコン男子。その変態的嗜好はさておき、基本的には誰にでも優しい常識人なので、他の超クセ者キャラたちの中では比較的“ツッコミ役”に回ることが多いです。

種島ぽぷらは、明るく頑張り屋だけど小さい自分を気にしている先輩。名前に反して小柄なのがまた可愛く、声優の阿澄佳奈さんの声がキャラと見事にハマっていて、まさに“ぽぷら=アスミス”という印象でした。

そして、個人的に推したいのが伊波まひる。見た目は可憐な美少女ながら、極度の男性恐怖症という設定で、男が近づくだけで反射的に殴ってしまうというとんでもない持ち主です。なのに、そのギャップがたまらなく愛おしいんですよね。しかも怪力。小鳥遊くんをボコボコにしながらも、ちょっとずつ心を開いていく様子が可愛くて、ついつい応援したくなってしまいます。

さらに無敵なのが、女装した小鳥遊くん、通称“ことりちゃん”。美人すぎる上に中身が小鳥遊くんなので、どこか抜けていて笑える…けれど本気で美しい。初登場のインパクトたるや、今でも鮮明に覚えています。

山田登場で一気に加速!全てを持っていく最強のいじられキャラ

『WORKING!!』は、ぽぷらやまひるの可愛さで序盤は十分楽しいのですが、山田葵というキャラが登場したことで、その楽しさが格段にレベルアップします。山田は「山田」としか名乗らない謎の少女で、仕事はできないくせに目立ちたがり屋で、トラブルメーカー。だけどなぜか憎めないという、最強の“いじられキャラ”です。

彼女の発言や行動は基本的に支離滅裂で、毎回何かしら騒動を起こします。だけど、それがまた絶妙に面白い。ぽぷらや伊波たちの個性が霞む…とまでは言いませんが、それに匹敵する勢いで物語にエネルギーを与えてくれます。彼女が画面に映るたびに、どんなことをしでかすのかと期待せずにはいられません。

声を担当する広橋涼さんの演技も完璧で、山田のちょっと鼻にかかったような声と、奔放で図々しい態度が絶妙にマッチしています。何気ないセリフにすらクスっとさせられ、まさにこの作品の“エンジン”のような存在です。

ちなみに山田が登場しない回は少し物足りなく感じるほど、その存在感は圧倒的。こういうキャラって、なかなか作ろうと思っても作れないですよね。山田が出てくるだけで“何かが起こる”とワクワクできる。そんなキャラクター性に、完全に心を掴まれました。

ラブコメとギャグのバランスが絶妙な癒し空間

『WORKING!!』は基本的にはギャグアニメです。店長はまったく働かないし、八千代さんはいつも刀を持ってるし、伊波さんは暴力をふるうし…と、ツッコミどころ満載。でも、その裏にほんのりラブコメ要素があって、それがちょっとした“癒し”を与えてくれるんです。

特に終盤になると、八千代と佐藤の関係や、小鳥遊と伊波の距離感がぐっと近づいてきます。中でも印象に残っているのは、伊波が温泉旅行に行きたいけど、男性恐怖症のせいで参加できず悩むエピソードと、それに続く父親との再会回。小鳥遊が伊波の父親に説教するシーンは、ギャグ中心の作品の中でちょっとシリアスな空気が流れる瞬間で、ふたりの関係性の進展を感じられて胸が熱くなりました。

さらに、エンディングがその回だけ特別仕様になっていたのも印象的。作品全体はゆるいテンションで進むのに、ふとした瞬間に見せる“本気”が心を掴んで離しません。

また、声優陣の豪華さもこの作品の魅力です。演技力だけでなく、それぞれのキャラへの“ハマり具合”が凄まじく、特に種島ぽぷら役の阿澄佳奈さんと山田役の広橋涼さんは、もはやこのキャラはこの声でしか考えられないと思うほどの完成度でした。イベントや裏話も面白く、ファンにはたまらない要素が詰まっています。

まとめ:ワグナリアは、いつでも笑顔と癒しをくれる場所

『WORKING!!』は、ただのギャグアニメでも、ただの日常ものでもありません。個性的すぎるキャラクターたちが織りなすハチャメチャなやりとりに笑い、時にほろりとし、最後には温かい気持ちになれる。そんな作品です。

恋愛要素は控えめだけど確実に進展していて、観るたびにキャラへの愛着が増していきます。作画も綺麗でテンポもよく、何より“疲れたときに観たいアニメ”として、これ以上のものはなかなかありません。

もしあなたが、少し日常に疲れていたり、ゆるく笑いたかったり、可愛いキャラに癒されたいと思っているなら、『WORKING!!』はぴったりの作品です。
ワグナリアの仲間たちは、きっとあなたの心をちょっぴり軽くしてくれるはずです。


スタッフ・キャスト

キャスト

スタッフ

ABOUT ME
tarumaki
tarumaki
ゲーム制作会社で働いてます。
最新作から過去作まで好きな作品を紹介して、少しでも業界の応援になればと思いつつに書いていこうと思います。 基本的に批判的な意見は書かないようにしています。
記事URLをコピーしました